日中関係の変転
日中関係の変化を少し復習しておきましょう。
08年、リーマンショックが起こり、アメリカが沈みました。一方、中国は、その後も9~10%の成長を維持し、「一人勝ち」状態になった。
09年、日本では、「反米親中」の鳩山政権が誕生しました。政権最大の実力者小沢さんは、大訪中団を引き連れて北京を訪問。「私は、人民解放軍の野戦軍司令官である!!!!!!!」と宣言し、全日本国民を卒倒させました。しかし、幸い小鳩政権は長つづきしなかった。そして、必然的に日中関係は悪化していきます。
2010年、尖閣中国漁船衝突事件。中国が絶対的に悪いにも関わらず「レアアース禁輸」など厳しい制裁を科してきた。いや~、驚きました。2012年、野田政権、尖閣を国有化。これで、日中関係は、「戦後最悪」になりました。事実として、民主党政権は、日米、日中関係をボロボロにした。そして、日ロ関係、日韓関係も最悪だったのです。
2012年11月、中国は、ロシアと韓国に、【反日統一共同戦線戦略】を提案しました。その骨子は、
- 中国、ロシア、韓国で【反日統一共同戦線】をつくろう!
- 中ロ韓で、日本の領土要求を断念させよう!
- 日本に断念させる領土とは、北方4島、竹島、尖閣・【沖縄】である
- 日本に【 沖縄 】の領有権はない!!!!!!!
- 「反日統一共同戦線」には、【 アメリカ 】も引き入れなければならない!
ここまで、「北野は陰謀論者」と思われた方。いますぐ、こちらの絶対証拠をご一読ください。
そして、2013年12月~14年1、2月にかけて、安倍政権最大の危機が訪れます。そう、安倍総理が靖国参拝したことで、「世界的バッシング」が起こった。私は、誰でも靖国参拝するのは、良いことだと思います。しかし、事実を書きます。
靖国参拝を非難したのは、中国、韓国だけではありません。アメリカ、イギリス、ドイツ、EU、ロシア、オーストラリア、シンガポール、台湾などなど。それこそ、「世界中が」といっても過言ではないほど、ひどいバッシングだったのです。なぜ? わかりますね。「反日統一共同戦線戦略」の結果です。安倍総理は世界的に孤立しました。