安倍政権が行った、中国よりも日本が優位に立つための「裏工作」

 

小鳩日中友好、安倍日中友好の違い

ここで「絶対公式」を思いだしてください。

【 中国に、「対等な関係」という概念は存在しない 】

ここ10年で、日中関係がよかった時期が二回あります。1回目は、小鳩政権時代。(09年9月~10年6月)2回目は、現在です。

1回目。この時、鳩山さんは、「トラストミーで日米関係を最悪にした。日米関係を破壊し、そして、中国に擦り寄った。既述のように小沢さんは、「私は人民解放軍の野戦軍司令官だ!!!!!!!」と全世界に宣言。これは、「日本は中国の属国になりますよ!」という宣言に聞こえました。

この時、明らかに日中関係は、

  • 中国宗主国) >>>>>>>> 日本属国

です。ところが、2010年小鳩政権が崩壊。次の菅さんは、「TPPで第3の開国をする決意をした!」などといい、アメリカに擦り寄りはじめた。それで、中国は、「属国が生意気に!」と激怒し、尖閣中国漁船衝突事件の異常な対応になった。

何がいいたいかというと、「中国を喜ばせるために、日米関係を破壊しよう」というのは、とても愚かなのです。属国になる超特急切符です。

09年の日本と同じ過ちをしている国があります。ドゥテルテさんのフィリピンです。彼は、アメリカとの関係を破壊し、中国との関係を改善させようとした。そしたら、属国になってしまいました。今、ドゥテルテさんは、「フィリピンを中国の省にしてもいい」などと、自虐ジョークをいうほど、悲惨な状態にあります」。

「フィリピンを中国の省の一つに」、ドゥテルテ比大統領がジョーク―米華字メディア

では、安倍総理の場合はどうでしょうか? 安倍総理は、まず日米関係を改善させた。次に日韓関係をマシにした。その次に日ロ関係を良くした

今中国から日本を見ると、そのバックにアメリカが見える。尖閣有事の際には、「きっとアメリカが出てくる」と思える。尖閣有事の際、ロシアが中国に味方してくれるか、確信がもてない。韓国は、フラフラしていて、まったくアテにならない。それで中国も、「日本と仲よくしよう」となった。

安倍総理は、小沢さんみたく「私は、人民解放軍の野戦軍司令官です!」などと、いらんお世辞をいう必要がない。もちろん、尖閣問題で譲歩する必要などまったくない。日本は、優位にたっているので何も譲歩せずに中国と友好関係を築ける。このことを、私たちは、決して忘れてはなりません。

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