なぜ「◯◯専用」と名付けた玉子は高くても飛ぶように売れるのか

 

また、普通の玉子は、セールの目玉賞品という辛い立ち位置があるため、食品としての地位はかなり低くなっています。しかし、専用化することで、高くても売れる食品になることができるのです。生産コストが若干上がるものの、手間は従来とさほど変わらないため、利益率が大幅にアップするのです。

同じような手法で収益を増加させている業界があります。醤油の醸造メーカーです。こちらも「○○専用」をたくさん生み出しています。「玉子かけご飯」「焼き魚」「ぶっかけうどん」「アイスクリーム」「カルパッチョ」「ヨーグルト」「パン」「かき氷」「プリン」「餅」……。

これらの専用醤油を150~200ml250~500円程度で販売しています。1L入りペットボトルで200~400円程度の醤油と比べると、やはり数倍の利益率となります。開発の手間や時間は掛かるものの、少量の商品であるため、生産はかなり効率的なものです。

「○○専用」は、利益率の高い商品となります。あなたの扱う商品の専用化を考えれば、収益の改善が図れるかもしれません。

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なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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