ナイキにも勝てる。日本のスポーツ業界に吹く「強烈な追い風」

 

今、業界に必要な人材

矢野経済研究所の調べによれば、2017年のスポーツ用品市場は約1兆4,700億円メーカー出荷額)です。前年比はたったの2.3%の伸びでしかありません。スポーツ庁が試算をしている2020年のスポーツ小売市場は2.9兆円です(スポーツ未来開拓会議中間報告より)。

どうしたら、あと3年でこの数字に追いつけるのでしょう。そのためにアクセルを踏もうとしているメーカーさん、問屋さん、小売店さんはあるのでしょうか。残念ながら、個々人的にはそのような存在を感じることはありません。業界紙の記事を読んでも、将来の展望を熱く語る経営者はいないように思います。

とはいえ、今必要なのは業界を引っ張ることのできる人材です。1980年代や90年代には、メーカーさんにも、問屋さんにも、小売店さんにもそんな存在の経営者がいました。その後、それぞれの代替わりが進んでからというもの、ぐいぐいと業界を引っ張って行く人が現れません。少なくとも私にはそう思えます。

しかし今、スポーツ産業には大きな風が吹いているのです。どれくらいの人が、その風を感じているのでしょう。当然、そのスポーツ産業の中にスポーツ用品も含まれます。それなのに、その風を受けようとしないのは問題です。この20年の間に経営陣が若返ったのですから、もっとチャレンジングな経営者が出てきてもいいのではと思います。

世界的に見れば、スポーツ用品業界はナイキとアディダスに引っ張られているいっていいいでしょう。彼らの戦略はいつも斬新です。ところが、日本にはそのようなスポーツ企業は見あたりません。今までの戦略に、少し手を加えているだけです。

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