万が一、興味のそそるキャッチコピーをポンッと考えついたとして、それでお客様が集まったとします。ですが、コピーに書いてあったことや広告媒体に書いてあった内容の商品やサービスを提供できなければ、それは誇大広告になりますし、下手したら、詐欺になる可能性もあります。
そんな詐欺まがいのことにならない為には絶対条件があります。それは、
- コピーに沿った価値あるサービスや商品を提供できること
- あるいは、コピーを超えた満足をお客様に提供できること
これを徹底して守ることです。またその為の工夫やルールを考えて実践することです。
広告や宣伝に載せているコピーの本質は、お客様、消費者との約束です。決してお客様を獲得しようとか反応を良くするためのものではありません。そういう風に考えていくと、たとえキャッチコピーで「消費者に訴求できる魅力的な言葉を…」などと考えようとした所で、小手先のテクニックではどうにもならないということが十分理解できるようになります。
さらに、キャッチコピーを考えることから、
- サービスや商品の改善点を発見したり
- あるいは、今までは気づきもしなかった小さな強みが見つかったり
などと他に取り組まなければならないことがいくらでも見えてくるはずです。こうした発想、思考でならコピーを必死で考えるのも良いでしょうね。
広告や宣伝のコピーに関するノウハウを学ぶとしても決して集客のため、反応を良くするためなど、商売、ビジネスの上っ面な部分だけを捉えないことです。本質をしっかり見据えておきましょう。
■今日のまとめ
『広告・宣伝コピーを考える前に考えることがある』
- 自社、自店の広告媒体(Webなども含む)に掲載してある宣伝のコピーをノートに書き出す。
- 書き出したコピーに恥じないサービス、対応が提供できているか? みんなで話し合う。
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