中国「一帯一路」終焉が見えてきた。相手にするのはアフリカだけ

 

昂進し続けている米中の貿易戦争は、「核心的利益普遍的利益」の対立でしょう。これに対して日本がどう対応するのかも注目すべき点ですが、私は米中の対立はできるだけ長引いたほうがいいと考えています。

戦後史を見る限り、東西冷戦後、名実ともにパックスアメリカーナの時代からオバマの時代までアメリカは世界を牛耳ってきましたが、アジアにおいては、アメリカは後退しつつあります。その空白を中国が埋めようというわけです。

しかし、米中が貿易戦争に突入した後のインドや太平洋地域の変化を見ると、日米印の同盟関係を強化するとともに、台湾と中国にも大きな変化がありました。アメリカのイージス駆逐艦二隻が台湾を巡航することも実現しました。米中の対立は、習近平の権力闘争にも変化をもたらしました。

米中貿易戦争が昂進すると、中国経済が後退するどころか崩壊してしまう可能性もあるため、中国国内でも、海外への覇権主義路線を修正せざるをえないのではないかと思います。

(メルマガより一部抜粋)

image by: shutterstock

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2018年7月24日号の一部抜粋です。初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込648円)。

初月無料購読ですぐ読める! 7月配信済みバックナンバー

※ 2018年7月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、以下の号がすぐに届きます。

  • 日台の絆を悪用して台湾人になりすます中国人/アフリカしか相手にしなくなった一帯一路(7/24)
  • ついに中国で反・習近平の狼煙が上がった/中国に対して「Think different」できないアップル(7/18)
  • 台湾で環境保護運動が進む本当の意味/マナー無視の中国人が自らを窮地に追い込む (7/10)
  • なぜ中国人は他人の不幸を喜ぶ民族なのか/米台接近に日本も加わるときが来た (7/3)

いますぐ初月無料購読

こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー

※ 初月無料の定期購読手続きを完了後、各月バックナンバーをお求めください。

2018年6月分

  • 李登輝氏が沖縄で「為国作見證」を示した理由/日本人から「日本精神」が消える日(2018/06/26)

  • 大阪地震への支援表明した台湾が目指す華僑支配からの脱却/もう韓国との付き合いを完全に変えるべき時だ(2018/06/19)

  • 米朝首脳会談後、台湾を巡る米中激突が本格化する/日本時代の建物を残したいという台湾人の思い(2018/06/12)

  • 天安門事件を直視できない中国に未来はない/アップルマンゴーの父が残した日本の作物技術(2018/06/07)

※ 1ヶ月分648円(税込)で購入できます。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2018年7月24日号の一部抜粋です。

黄文雄この著者の記事一覧

台湾出身の評論家・黄文雄が、歪められた日本の歴史を正し、中国・韓国・台湾などアジアの最新情報を解説。歴史を見る目が変われば、いま日本周辺で何が起きているかがわかる!

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」 』

【著者】 黄文雄 【月額】 初月無料!月額660円(税込) 【発行周期】 毎週 火曜日 発行予定

print
いま読まれてます

  • この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け