なぜ法律用語はああもまだるっこしいのか。ご飯論法で考えてみる

 

しかし、言葉の定義による議論のすれ違いは頻繁に起こり得るという認識をもっておくことも大切です。たとえば会社で企画書を出したとき、上司から「費用がかかりすぎなのでNG」と却下された場合、仕方ない、とあきらめてしまってよいのでしょうか。

上司と自分で、何が費用に含まれるのかの認識が異なっていることもありえます。「費用」という言葉の定義が問題であることに気づかないことで、チャンスを逃してしまうかもしれません。

議論がかみ合わない時、使っている言葉の定義を疑うことはかなり役立ちます。意図的な「ごはん論法」に負けないためにも、必ず身に着けておきたいスキルなのです。

今回は、ここまでです。

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【著者】 谷原誠 【発行周期】 不定期

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