永江一石さんからの回答
おっしゃる通り、日本のキャッシュレス化は非常に遅々とした歩みであり、LINE Payも物凄く浸透することはないと思いますね。理由はたった一つで、以前ブログにも書いた通り経営トップがリテラシーの低い高齢者ばかりだから。
中国の起業家は若く柔軟な人が多いですが、日本の社長の平均年齢は60歳を超えています。70代もかなり増えました。どんどん高齢化しているわけです。
60代になるとITリテラシーががぐんと落ちるエビデンスがあるため、SlackなどのビジネスICTツールはおろか、ソーシャルの利用率すら約3割なんです。
いくら現場がキャッシュレス化を推しても、社長が使えない、理解できないものを導入するはずがないので全く浸透してないのだと推測します。すかいらーくがカード決済可になったのだって最近ですし、スシローはいまだに不可・・こういう老害が経営者である限りいつまで経ってもキャッシュレス化は進まないでしょう。
解決策としては、あと10年ほど待てば今の団塊の世代がこぞって引退するので、そこからですね。日本の保守的な経営者はまるで危機感がないですが、経営者の退職制度でも作らない限り中国並みのキャッシュレス文化を浸透させるのは難しいと思います。
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