世の教師よ自覚はあるか。いじめ解決は教員の気概にかかっている

 

こんなに、しっかりした子であっても、いじめに対して一人で立ち向かうのはほとんど不可能と言っても過言ではありません。教員がいじめに介入してくれなければいじめが止むことはありません。私たちは「いじめを解決した」と言うことはありますが、実質的には、現場の先生たちが「解決している」のです。私たちは保護者の方にアドバイスしたり、一緒に学校に付き添ったりしながら、学校に対して「いじめ解決」を促すことによって解決に導いているのに過ぎないのです。教師の力が必要なのです。

なんと言っても、いじめが解決されるかどうかは、教師の気概や指導力に左右されます。保護者から相談されなければ、何もしないで済まそうとする教師までいますので、この先生にやる気になってもらうことが必要です。そのため交渉力が重要となるのです。

一人の子を守るためには、保護者、教師、周りの大人が連携することが必要です。大人がいじめを発見する一番の方法は、子供たち自身が親や教師にSOSを出すことです。日頃から、「SOSを出しても怒らないよ。大丈夫なんだよ」と伝えてあげて欲しいと思いますし、保護者の皆様には、子供たちの変化を見逃さないように見守ってあげて欲しいと思います。

新しい学期が始まりました。子供たちも様々に変化する季節ともいえます。気になることがありましたら、ご遠慮無くご相談いただければ幸いです。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

image by: Shutterstock.com

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