自民党総裁選挙、安倍総理大臣が石破氏を破り3選を果たす

2018.09.20
by gyouza(まぐまぐ編集部)
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9月20日午後1時過ぎ、自民党総裁選挙の投開票が行われ、開票の結果、安倍晋三内閣総理大臣が石破茂元幹事長を破って3選を果たした。NHKなど、各メディアが速報で伝えた。

自民党総裁選挙は、安倍総理大臣と石破元幹事長が、国会議員1人が1票持つ「国会議員票」の405票と、全国の党員らによる投票に基づいて配分が決まる「党員票」405票、合わせて810票をめぐって選挙戦を展開してきた。

開票の結果は、安倍総理大臣553票、石破元幹事長が254票となり、安倍総理大臣の3選が確定した。

地方票については、安倍総理大臣がほぼ圧勝と見られていたが、石破氏が地元の島根で圧勝したほか、群馬・茨城・三重・富山・高知・徳島・宮崎など7県でも上回り、石破氏の存在感を示す結果となった。

当初の予想通り安倍総理大臣の3選が確定したが、今回の総裁選をめぐっては、投票前の最終日である19日、安倍総理大臣がJR秋葉原駅前ロータリー周辺で街頭演説を行った際、一部の聴衆から「安倍辞めろ」コールが挙がり、「安倍内閣は退陣を」「独裁やめろ」などと書かれたプラカードを掲げた人々も現れ、安倍陣営の関係者がのぼり旗でこれを隠そうとするつばぜり合いが起きるなど一時騒然となった。

また、直前まで態度を明らかにしてこなかった小泉進次郎筆頭副幹事長が「石破氏に投票する」ことを周囲に伝えたほか、現職の斎藤健農水相が「石破氏に投票するなら辞表を書いてからやれ」と、ある人物から圧力をかけられたと明かすなど話題の多い総裁選となった。

安倍総理大臣は「憲法改正」について、9条の1項と2項をそのままとし、「自衛隊」を明記することに対して強い意志を示している。3選が確定したことで、今後、自民党案として秋の臨時国会に提出し、その後の「国民投票」を目指すと見られている。

image by: 首相官邸

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