現役医師が警告。2030年には世界で毎年3000万人が癌で死亡する

 

癌予防のためにできること

癌死亡を予防するためには、癌にならないための生活習慣を日頃から実践することが大切です。まず、肺癌予防には禁煙です。食道癌と肝癌の予防には節酒です。大腸癌予防には動物性脂肪を控えることと、適正体重の維持です。発癌物質を含む加工食品の常食は避けましょう。野菜と果物をよく食べる人は癌に罹りにくいことがわかっています。

感染症で起こる癌の予防にはワクチンが有効です。B型肝炎ウイルスワクチン、ヒトパピローマウイルスワクチン、などの接種をおすすめします。潰瘍に罹ったことのある人でピロリ菌感染があれば、ピロリ菌の除菌のための薬を服用しましょう。

全ての癌が予防できるわけではありません。症状が無くて元気でも、中年以降の年齢になったら、有効性エビデンスの証明された癌検診の受診をおすすめします。大腸癌、乳癌、子宮癌、などの検診にはエビデンスがあります。もちろん、癌を疑う症状があれば、医療機関への早期の受診をおすすめします。原因不明の出血、寝汗、体重減少、痛み、リンパ節腫張などは癌を疑いますので、早めにかかりつけ医に相談しましょう。

文献 Bray F, Ferlay J, Soerjomataram I, Siegel RL, Torre LA, Jemal A. Global cancer statistics 2018: GLOBOCAN estimates of incidence and mortality worldwide for 36 cancers in 185 countries. CA Cancer J Clin. 2018 Sep 12.

image by: Li Wa, shutterstock.com

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