悲しいけどこれ現実なのよね。配偶者の死後、姑らと絶縁する方法

 

…ちなみに、すごく誤解されていることがあるので、ちょっと確認しておきます。

結婚すると、相手方の親族と「姻族関係」になるんです。いわゆる舅や姑、コジュウトと呼ばれる人たちは「姻族」なんです。ところが、この姻族に対して

  • 扶養義務を負わないのが原則

です。夫は妻の両親に経済的支援をする義務はないし、妻は夫の両親の介護をする義務もないんです。それはあくまで

  • 任意・厚意

なんです。知ってました??姻族に対して扶養義務を負うことは、同居しているか、家裁が判断するごく一部の例外を除いて、ありません。なので、配偶者が死んでも生きていても、厚意以上のモノを姻族に捧げる法的義務はないんです。なんでだかネットの法律情報も間違っているものが多いようでビックリです。

……でもね。日本人はとにかくこういうドライ(?)な話が

  • キライ

です。というか、なにかのグループに所属した場合

  • 全人格的
  • 全時間的
  • 全空間的

な拘束が発生することが多いですよね。しかも、こうした激しくてディープな関係の中で、チカラの上下関係があれば、上位者は絶対君主に下位者は奴隷になりかねません。

ま、就職などは典型例で、会社というグループに所属するとそりゃもう●畜やブラック企業などと海外から揶揄されるような、見境のない帰属ぶり(帰属させられぶり)になってしまいます。

こういう暑苦しくて息苦しい関係は、結婚によっても

  • 妻と夫の親族との関係に

生じているのが日本の現状です。地方などでは未だに妻を一段低く見るところがあり、そのため筆舌に尽くしがたい苦労をしている女性は実際にいらっしゃるのです。

なので、このような苦しさに長年耐えてきた生存配偶者が死亡配偶者の家族と

  • 今後一切関わりたくない!

と決意して、姻族関係終了届を出すというのは、実によく解るお話なんです。

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