日本ではこの数年、高齢者の万引きの割合が大幅に増え、クレプトマニアである可能性が専門家から指摘されているという現実もあります。
孤立した高齢者が、寂しさから窃盗に走る。窃盗への興奮だけでなく「誰かにかまって欲しい」という気持ちがそうさせるのです。
病気は個人に宿るものですが、それを発症させる「社会の病」もあります。
繰り返しますが、窃盗はれっきとした犯罪ですし、絶対に許されるものではありません。
でも、そういった罪を犯す人の中には、「社会に心を蝕まれた」人たちも一定数存在します。「罪を罰する」だけではなく、「病を治療する」。「辞められない罪」との向き合い方。社会の問題として考えることも大切だと思うのです。
みなさまのご意見お聞かせください。
image by: Shutterstock.com
※本記事は有料メルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』2018年12月5日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。
こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー
※初月無料の定期購読手続きを完了後、各月バックナンバーをお求めください。
2018年11月分
-
ちゃんとやろうよ!労働市場テスト/「なぜ、ジジイは足をひっぱるのか」(4)
-
ゴーンの呪縛/「なぜ、ジジイは足をひっぱるのか」(3) ほか(11/21)
-
人手不足は本当か?/「なぜ、ジジイは足をひっぱるのか」(2) ほか(11/14)
-
地面師と成果主義と/「なぜ、ジジイは足をひっぱるのか」(1)
※1ヶ月分540円(税込)で購入できます。
※『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』(2018年12月5日号)より一部抜粋