だからといって、かれは詩や文章も重んじた。
政治問題を考える上でも、詩を作り文章を綴りたまえ。そうすれば、解決策にゆとりが出る。人間らしくなる。
かれは常にそう語った。また、
自分の眼で見、耳できかないことは、決して自分の意見として提出してはいけない。
というリアリズムを重んじた。かれ自身、日本国内に起こった諸問題に立ち向かう時に、
自分の眼で見、きいてこよう。きいてからでなければ、自分の意見を固めることはできない。
といって、日本国中旅をした。その地域は、実に青森県から九州諸地方にまで亘っている。
image by: shutterstock
ページ: 1 2