蔡英文台湾総統の反応
習氏の演説を受け、台湾の蔡英文総統は2日、談話を発表し、「一つの中国」原則や「1国2制度」について「絶対に受け入れない」と強調した。「利益誘導によって技術、資本や人材を誘い込む中国の『経済による統一戦略』に反対する」と強い警戒感も示した。
(同上)
さすがに蔡総統は、中国の「本音」をよく理解しています。しかし…。
ただ、蔡氏を取り巻く環境は厳しい。台湾の世論は、中台統一でも台湾独立でもない「現状維持」を望む声が多数派だ。台湾経済は世界第2の経済大国・中国に大きく依存しており、中台関係の悪化も影響して蔡氏の支持率は低迷する。民進党は昨年11月の統一地方選で大敗し、蔡氏は党主席の辞任に追い込まれた。
(同上)
蔡さん、苦境に立たされています。しかし、2018年米中覇権戦争が勃発しました。トランプ・アメリカは、台湾への関与をますます強めることでしょう。そして、中国経済はこれからドンドン悪化し、長期的に体制崩壊にむかっていくことでしょう。
台湾、現状維持を100年つづける決意をもっていれば、いずれチャンスが訪れるかもしれません。チャンスというのは、中国共産党政権が崩壊し、民主化が起こるときという意味です。
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