中国軍幹部「台湾独立派は戦争犯罪人として処理」発言の本気度

kitano20190116
 

中国軍幹部による「我が国が台湾併合を余儀なくされた際、台湾独立派は戦犯とみなされる」という旨の発言が物議を醸しています。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では著者で国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、一国の軍幹部がここまで踏み込んだ発言をするに至った状況を考察するとともに、台湾が進むべき「正しい道」について記しています。

「台湾独立支持派は【戦犯】!」軍幹部が警告、なぜ?

先日、「習近平『2049年までに台湾を併合、武力行使も辞さず』の衝撃度」で、「習近平が、台湾政策演説をした」という話をしました。1月2日演説の骨子は、以下のとおり。

政策の柱は

  1. 平和統一の実現
  2. 「1国2制度」の適用
  3. 「一つの中国」堅持
  4. 中台経済の融合
  5. 同胞・統一意識の増進

──の5項目。習氏は演説で「台湾問題は、民族の復興によって必ず終結する」と表明。習氏は建国100周年にあたる49年までに「中華民族の偉大な復興」を実現する国家戦略を掲げており、統一への強い決意を示した形だ。

(毎日新聞1月2日)

意味は、

1.平和統一の実現
=プロパガンダや買収によって、なるべく戦闘なしで併合する。

2.「1国2制度」の適用
=香港の時のように、「中華人民共和国の一部になっても何も変わりませんよ!」ということにして、併合する。

3.「一つの中国」堅持
=中華民国(台湾)は存在せず、世界には中華人民共和国があるだけであ~る。

4.中台経済の融合
=中国が台湾経済を飲み込むことで、吸収してしまう。

5.同胞・統一意識の増進
=プロパガンダと洗脳で、台湾人を中国人にしてしまおう。

こんな感じでしょうか。

一方で、習氏は台湾独立の動きに強い警告を発した。「中国人は中国人を攻撃しない」と述べつつ「あらゆる必要な措置を取る選択肢を保有する」とし、独立や外国勢力の介入に武力行使を辞さない考えを強調した。
(同上)

あらゆる必要な措置を取る選択肢を保有する」というのは、要するに「平和理に併合したいが、必要があれば武力行使もする」ということ。

今度は、人民解放軍の中将がもっと過激な発言をしました。

武力行使になれば台湾独立支持派は「戦犯」、中国軍幹部が警告

1/10(木)14:04配信

 

【AFP=時事】中国人民解放軍軍事科学院の元副院長で、同軍中将の何雷(He Lei)氏は9日、中国が武力行使による台湾併合を余儀なくされた場合、台湾の独立支持派は「戦争犯罪人」と見なされると警告した。

明らかに台湾独立支持派を脅しています

何氏は記者会見で、「台湾の分離主義者たちは大惨事を避けるため立ち止まり、悔い改め、正しい道へと戻らなければならない。さもなくば中国にとってくずのような存在となり、歴史から非難されることだろう」と発言。
(同上)

彼のいう「正しい道」というのは、「台湾は中華人民共和国の一部であることを認めよ」ということ。

また、好戦的な口調で「台湾問題の解決のため武力行使を余儀なくされた場合、責任を問われるのは分離主義者たちだ。つまり、必然的に戦争犯罪人と見なされる」と述べた。
(同上)

中国が台湾を武力行使した場合、独立派は戦争犯罪人になる!」と脅迫しています。

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