海外の最前線で戦って来た立場で見ると、日本の政治家の情報戦に対する能力の低さには溜息しか出ません。
基本的な議論さえできないのです。これでいったいどうやって過酷な国際社会で生き抜き、日本の国益を守れるというのでしょうか?このまま日本政府が再反論しなければ、慰安婦問題のように韓国の嘘が世界中で定着してしまうでしょう。
このままでは日本は沈下するばかりです。でも、人材がいない、と嘆く声が聞こえてきます。
先日、政治家の意識を変える努力をして来たという方に会ったのですが、その方いわく、政治家は有権者の顔色ばかり見ているので、自発的には変わらない、というのです。まあ、そうでしょうね。選挙に落ちればただの人ですから。
ある国会議員の応援パーティーに出席したとき、地方から駆け付けたその議員さんの後援会の会長のおじいさんが挨拶に立って、こんなことを真顔で言っていました。
「〇〇先生の悪いところは、国政のことばかり考えていていることです。もっと地元のことをやってくれないと困ります」
これじゃあ国会議員が本来の仕事をしない、できないわけです。有権者も悪い。こんな現実が長く続いて今日に至っているのでしょう。
今私たちが早急にやるべきことは、政治家に対する期待値を完全に変えること。そしてそのことを政治家に理解させることです。
日本という国を守れなければ、私たちの暮らしを守ることもできません。しっかりとした国家観と歴史観を持ち、外国からの不当な攻撃には毅然として立ち向かう気概のない政治家はいらない、と明確にアピールすることです。ネットもフルに活用しましょう。
いざという時に外国に媚びて、言うべき時に何も言えない政治家はもう要らない。次の選挙では投票しない、落選してもらう、というメッセージを政治家に伝え続けなければなりません。
我々に必要なのは、健全な愛国心を持った政治家です。時代は変わったのです。
少々時間はかかりますが、これしかありません。子孫を外国の奴隷にしたくなければ、今、私たちが政治家を選び直す。それ以外にこの国を安心して子孫に残すことはできないでしょう。
まだお読みでない方はぜひこの機会に!『日本よ、情報戦はこう戦え!』
(山岡鉄秀:Twitter:https://twitter.com/jcn92977110)
image by: 本屋 [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons