これは、結婚をどう考えるのかという価値観のモンダイなので一概には言えないことですが、私は結婚の役割として一番大きいのが
- 生活共同
なんじゃないかと思っています。
日本の歴史の中で、結婚とレンアイと生殖と生活は、キホン的には別モノでした。ところが戦後の恋愛結婚ブームのおかげで、別モノとは考えられなくなりましたね。ですが、この価値観の方こそ長い歴史の中では変わった価値観なんじゃないかと思っています。
ま、変わっていなくても、結婚に対するハードルを異常に上げてしまったのは、マチガイないでしょう。だって
- お互いのことが好きで(恋愛)
- 生殖可能で(生殖)
- イッショに暮らしてイヤじゃない(生活共同)
なんですから。これだと、生殖する気がなかったり、大して好きじゃないけど共同生活はラクだからOKだったりするカップルは、結婚として認められがたくなります。
そのくせ、生活共同能力もなく、生殖に無関心で、恋愛しかないカップルはOKだったりするでしょ、恋愛至上主義のために。どうかと思うんだよね。
結婚後の生活とそれまでの恋愛関係とが、
- 全く違うモノ
である以上、生活を共同するにあたって「絶対譲れない」と思うことを予め確認(&理解を求める)するのは、悪くないでしょう。
現実的すぎてついて行けないというムキもあるでしょうが、結婚後の生活はまさに文字通り
- リアル
だからねえ。
イマイチ人気のない着々婚。生活を共同するという、結婚の動かしがたい側面を直視しているだけ。コレはコレでアリだと思いますよ。
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