必要不可欠な「真の働き方改革」
日本人は、本来世界一善良な民族。しかし、この国では、「児童虐待」がなんと27年間増加しつづけています。
児童虐待、17年度13万件=27年連続増で最多更新─厚労省
時事 8/30(木)13:06配信
全国の児童相談所が2017年度に対応した児童虐待件数は、前年度比1万1,203件(9.1%)増の13万3,778件(速報値)となったことが30日、厚生労働省のまとめで分かった。
なぜ増える?
私は、新刊の中で、普通の人が善良であるためには、「余裕が必要だ」と書きました。マザーテレサならともかく、私たち一般人は、金もない、時間もない、早朝から深夜まで働いてクタクタになっている状態で、「善良さを保つこと」は難しいのです。
日本人男性は、朝から深夜まで働いている。それで子育てに参加できず、奥さんはクタクタになっている。ところが、今度は、「少子化で人手不足だから、女性にも朝から晩まで働いてもらおう」とかいっている。それで、「少子化ですが、保育園が足りません、足りません」。いったい、どこまで「残酷」になれるのでしょうか?
私は、女性が働くことは、もちろん賛成です。しかし、国は、「会社教」時代そのままの「残虐制度」を改めるべきですね。「少子化が深刻だ」といいつつ、
- 結婚できない(忙しすぎて)
- 子供が生みにくい(忙しすぎて)
- 子供を育てにくい(忙しすぎて)
制度をそのまま維持している。だから、「真の働き方改革」が絶対必要です。
日本人は、フィンランド人同様「善良」です。しかし、フィンランドの幸福度は世界一で、日本の幸福度は、世界54位(!)。この違いは、為政者が、「会社中心」で物を考えているか、「国民の幸福中心」に物事を考えているかの違いでしょう。
私は、「反日統一共同戦線」を無力化させた安倍内閣を支持していますが、内政については、いいたいことがたくさんあります。
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