成果のあげられる経営者
3つ目は「限定」です。例えば、
- 入荷数量限定商品の事前予約を受け付ける
ちょうど今は春の新製品が入荷する時期です。その中に、話題になりそうな商品で入荷が少ない商品はありませんか。あれば、これをうまく使いましょう。その商品のサンプルや写真を店内の目立つところに展示して、「○月○日○個限定入荷、予約受付中」というPOPを掲げます。限定数しか入荷しませんから、お客様にとっては早い者勝ちです。「限定」という言葉は、お客様を引き付けます。また、
- 限られた商品を、購入時に割引をする
これは、特定の時間帯だけに特定の商品を安く販売するという方法です。時間帯と商品は事前に告知をしておきます。「明日15時から18時に○社の野球用品をお買い上げの方は20%オフ」といった感じです。その商品が欲しいお客様には効果的ではないでしょうか。
そして、もう一つ。
- 一日で何回も使える割引券を配布する
これは、一人のお客様の購入金額をあげる作戦です。一定金額の商品をお買い上げいただければ、一日で何回も割引券が使えます。その日限定の割引です。いつもよりも多く買われるお客様が増えるでしょう。
このように、お店で「限定」で提供できることはありませんか。どうか探してみてください。お客様は「限定」に弱いですから。
いかがでしょうか。3つのキーワードをもとに、今すぐに売上やお客様が増える方法を考えてみました。このような方法は、お店の中だけで考えているとなかなか見つかりません。異なった業種のお店や、他の業界の中にもヒントがあります。
そして、付け加えておきたいことがあります。実は、これらの方法を実行して本当に成果を上げるのは、目先のことだけを考えている経営者ではありません。それは、将来のことを見据えている経営者です。
なぜなら、その経営者は今回紹介した内容の意味がよく分かっているからです。そして、目の前の対策を将来につなげられるからです。ですから、経営者は「時流」や「将来」のことに思いをはせることが必要なのではないでしょうか。
■今日のツボ■
- 今すぐ売上が上がる方法を探している経営者は多い
- 「3S」「無料」「限定」の活用で、売上とお客が増える
- ただし、その意味を理解していないと、成果にはつながらない
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