いつの間にかパンパンになってしまったタンスやクローゼット。よく見ると、長い間袖を通していない服もチラホラ……いわゆる「タンスの肥やし」ですが、買った瞬間にタンスの肥やしとなるのが「ほぼ確実な服」というものもあるようです。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では、著者の真井花さんが、タンスの肥やしを作らないための服の選び方を伝授しています。
タンスの肥やし
さて、本日は肥やし候補のお話。
タンスやクローゼットがパンパンになるほど服が詰め込まれている、それが日本の家庭の現状ですよね、残念ながら( ̄∇ ̄)
その中でも、実は買った瞬間に
- 肥やしになるのがほぼ確実
なアイテムがあるんですよ。きっとみなさんのお家にも数枚はあるんじゃないかと思いますね。なので、これを買う時には
- よーくよーくよよーーーーく考えて
くださいね。で、買ったら使い倒すんですよ。
まずひとつが
- メンテが面倒なモノ
プリーツスカートや繊細なニット、スェードが一部だけ使ってあるとか洗えない素材で出来ているものですね。
かつて春もののコートで、洗えない素材のモノを持っていました。洗えないと知ったときにが仰天しましたね。それってつまり、
- 使い捨て?
ってことです…よね?
色が淡く汚れやすかったので、使うのに躊躇するようになってしまい、短い春が終わるたびに溜息・・・ということを数年繰り返してから処分しました。ま、賢くなるための勉強代だったということでしょう。クスン。
もうひとつが
- 旬が短いわりに高価なモノ
実は、ワンピースがコレにあたります。ワンピースは一枚でスタイルが完成するので重宝しますよね。たとえば、肩のシルエットや首回りの開き具合などもカンペキに計算されているわけです。ところが、コレこそが旬を短くしているんです。その時々の流行を取り入れて作られているため、旬が過ぎたときには
- 得も言われぬ野暮ったさ……
を醸してしまうんですよね。しかも、もともと完成したスタイルなので、着こなしの幅も狭い。なので、工夫して着ることも難しい。
よって、ワンピースは旬の初めに大枚をはたいて買い、ガンガン着る。着て着まくって潔く捨てる。コレですね、肥やしにしない唯一の方法は。
最後が
- 無難なモノ
定番中の定番とも言いますが、ま、ブナンだと思って買ったモノです。ここでは、カットソーやシャツなど軽めのものは含みません。ある程度大物、スーツとかコートとかのことです。
ブナンということは
- 他の服と合わせやすい
ということとほぼ同義です。たしかに合わせやすいのはいいことですがそれはイジワルな言い方をすれば
- どの服とも「ピッタリ!」じゃない(ー_~)
ということでもあるんです。知人のファッションコンサルさん曰く、
- ブナンなモノほど難しい
んだそうです。うむ。何かあったときのため…と言いつつ、実は
- 何年も放置しているだけ
なのかもしれません( ̄∇ ̄)。大人だとどうしてもブラックフォーマルなど必要な服もありますが、それ以外のモノは
- ブナンじゃなく似合うもの
を選択する方がカシコイんじゃないでしょうか。
肥やしになりそうな意外な服たち。でも、それは旬を着る覚悟があれば、とても役に立つアイテムたちでもあるんですよ。ガンガン着ましょうね。
image by: Ashinari