この3条件を子どもたちにおける目標管理に置き換えると、1つ目の条件は、子どもたち自身が、「この目標は何のためか」といったことを明確にすること。つまり、「こうなりたい」といったようなあるべき姿を明確にすることが大事になります。
2つ目は、子どもたちがその目標を達成していくことを自らが納得し、自発的行動に向けてモチベーションが高まっていること。つまり、まずは、子どもたち自身が目標や行動計画を立てていくことが大切なのではないかと思います。
3つ目としては、子どもたち自身が設定した目標に対して、親御さんをはじめとした周りの人たちのサポート体制を構築していくこと。つまり、子どもたち自身が持っている可能性を否定せずに信じて、応援していくことが、目標による管理を有効に機能させるための条件として大切なことになってくるのではないでしょうか。
本号では、目標設定等に関する一手法である「目標による管理(マネジメント)」の概要を踏まえて考察しました。目標を考える上での一助になれば幸いに思います。
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