なぜNTT西日本は、ビルの空きスペース農業にイチゴを選んだのか

sk20190401
 

NTT西日本が、空きスペースを使ったイチゴの栽培を始め話題となっています。昨今増えているビルの空きフロアを利用した農業ビジネスですが、なぜ栽培する作物にイチゴを選んだのでしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では著者で人気コンサルタントの佐藤きよあきさんが、このNTT西日本の他に3件のマーケティング成功例を紹介・解説しています。

なぜイチゴ?

NTT西日本が、事業の効率化・集約化によって空きスペースとなった場所を利用してイチゴの栽培を始めています。ビルの空きフロアで農業を始めるのは、トレンドでもあり、将来を期待できるビジネスでもあります。

しかし、なぜイチゴなのでしょうか

グラムあたりもっとも高価な作物だから」というのが理由です。これだけ聞くと、金儲け主義のようにも感じますが、実は理にかなっているのです。

ビルは農地と違って狭いのでいかに効率の良い作物を育てるかがカギとなります。そこで、「グラムあたり、もっとも高価」なイチゴを選んだのです。

これは、とても重要なポイントです。正しい考え方だと言えます。

デキるIT活用術

箱根のあるホテルは、富士山が一望できる宿として知られています。特に露天風呂からの眺めは素晴らしく、感動しながら、ゆったりと湯に浸かることができます。

しかし、時には富士山に雲がかかったりして、見えないこともあり、残念な思いで風呂から出るお客さまもいます。

そこで考えられたのが、客室から富士山の状況を確認できる仕組みです。ホテルにライブカメラを設置し、客室にはタブレットを置き、富士山の状況をリアルタイムで見ることができるようにしたのです。これにより、お客さまは富士山の見えるタイミングで、露天風呂に行くことができるのです。

IT機器の上手な使い方ですね。

print
いま読まれてます

  • なぜNTT西日本は、ビルの空きスペース農業にイチゴを選んだのか
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け