獣医師が教えるペットの「肌荒れ」。その原因と早期発見する方法

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人間と同じように、犬にも猫にも肌荒れ症状はあるようで、なかなか気づいてあげられずに悩む飼い主さんもいるようです。メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で、獣医師の佐藤貴紀先生が、なぜ肌荒れが起こるのかを解説。大きく分けて3つあるアレルギーについては、その見分け方を教えてくれます。

犬、猫が「肌荒れ」しない方法

この時期、犬や猫が「肌荒れしてしまう」というお悩みをお聞きする事が多いです。原因は様々ですが、その原因によっても対処法も変わってきます。

どうして「肌荒れ」してしまうのでしょうか?それについて、説明していきましょう。

1)肌荒れの原因の元

人間同様、水分と皮脂のバランスを保つことで正常な肌でいることができると言われています。肌荒れの原因の1つは「水分と皮脂のバランス」であり、そのバランスが崩れてしまう事で、乾燥すると肌荒れを引き起こしてしまいます。乾燥してしまうとカサカサになり、反対に、皮脂の過剰分泌によってベタベタすることもあります。

この他、肌荒れを引き起こす原因の1つに「アレルギー」もあります。大きく分けると、3つあります。ノミやハウスダストなどの「環境アレルギー」。食べ物による「食物アレルギー」。お薬やシャンプーなどによる「薬品アレルギー」の3種類あります。

では、アレルギーを見分けるにはどうしたらいいのでしょうか?

2)早期発見するには?

環境アレルギーの場合には、お散歩の後、目の周りが痒くなったり目が赤くなります。ひどい子になると目の周りの皮膚が「青い」シャドーを塗ったようになっていきます。

食物アレルギーの場合は、一般的には鶏肉、小麦、大豆、お米などが言われています。これらが入っていないものと、入っているのもを食べさせた後の「涙やけ」の様子を比べるとよくわかります。

涙やけが多い場合には、その食物に反応を起こしていることが多いです。

まとめ

おかしいなと思ったら、何が原因で肌荒れを起こしているのかは素人目ではわからないため、動物病院で診察を受けるようにしてください。血液検査でわかります

家庭では、保湿やアレルギーケアなどで対処するようにしてあげてください。随分と違います。

image by: WilleeCole Photography, shutterstock.com

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