さらに…、1度離れた顧客が戻ってくると、以前より一層強固な信頼関係を生み出すことに気がつきました。「もう、A社以外には頼まないよ」という言葉が、何よりの証拠です。
このA社にはホームページはありません。広告も出していません。チラシなんかも撒いていません。新規開拓の為、テレアポや飛び込みも一切無し。顧客にも新商品の案内すらしません。つまり、営業活動を全くしていないのです。それでも、毎日見積りやら注文の電話が鳴り止む事はありません。仕事の姿勢で顧客との関係がガッチリ出来ているのです。
いかがでしょう?仕事に対する姿勢がPRとなり、次に繋がっているのです。これこそ、最も基本的なことであり重要なことです。「当たり前の話なんかいらねぇよ!」なんて思うかも知れませんが、この当たり前のことが出来ているのと出来ていないのとでは雲泥の差が生まれてしまいます。
営業マンは顧客のハートを掴むトークを磨き…とか、なんちゃらマーケティングとやらでレスポンスを上げるために…とか、そんなことより、目の前のお客様に対して誠心誠意対応することの方がはるかにPR力を発揮します。なによりお客様に響きます。
そして、媒体はWEBやSNSなんかのツールだけではありません。仕事への姿勢、これが最も強力な媒体なのです。
御社では営業マンはじめスタッフ自身にPR力が宿っていますか?
■今回のまとめ
「仕事への取り組む姿勢がPR力となる」
- 仕事の姿勢をお客様にはどのように見えたりしていると思うか?考えノートに書き出してみる
- 実際にお客様に当社(当店)の対応についての満足度を具体的に取材してみる
- 上記2点から改善点やより良くできる点を抽出し、社内で話し合う
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