日常の生活で、何かを「怖い」と感じる事はあるでしょうか。もし、家庭や職場の人間関係の中で自分は攻撃を受けていると感じることが多々あるなら、そこには認知の歪みがあるのかも知れません。今回の無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』では著者で心理カウンセラーの吉田こうじさんが、恐怖の感情を軽減させるのに有効な助言を記してくださっています。
「怖さを克服したら行動する」は間違い
理想の自分にならないと、親から認めてもらえないという恐怖。親の期待に応え続けることでしか、自分の身の安全を確保できないという恐怖…。でも、その期待は理不尽なまでに高すぎる…。期待にちょっとでも応えられないと全力で自分を責めてしまう…。
これは辛いです。
強い劣等感は、こうした「恐怖感」が土台になっているようです。厄介なことに、「根深い恐怖」がベースにあると、他者との関係性において、何かと「攻撃された」と受け取りがちです。根深い恐怖感が、「私は常に攻撃されている」という認知の歪みを生み出してしまうんです。
ですから、人から嫌われるということも、人から攻撃されていると思っていたりするんです。認知に「攻撃フィルター」がかかっているので、そういうふうに現実を体験しちゃうんですね。
これは苦しいですよね~。自分が物事をどんなふうに認知しているかなんて、自分自身ではなかなか気づけませんからね。「絶対にこうなはず!」と断定しちゃうのが認知ですから~。だからこそ、勇気を振り絞って、本音で語り合える友達づくりをする必要があると僕は思ってます。
お化け屋敷を経験したり、ホラー映画を見たりすると、途端に暗闇がとっても怖くなったりします。でも、暗い闇が怖い怖いと言っていては、現実世界を生きていけません。なので、勇気を出して暗闇にちょっとずつ足を踏み出してみるというのが大切だと思っています。
とっても大切なことをお話ししますね。「怖さを克服したら行動する」じゃないです。「怖いまま行動するうちに怖さがなくなる」んです。ここを勘違いしているせいで、ずっともがいている人のなんと多いことか…(チコちゃん風)。怖いのはしょうがないんです。それは現実を生きている証拠です。できるところからでいいんです。
「昨日よりも今日は、この部分が前進できた」
「昨日よりも今日、この部分が成長した」
そんな一日を日々積み重ねていきましょう。
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