「思っていることが実現する」のですから、自分を否定的に思い続け、責め続けていれば、否定的な自分が「実現し続ける」のです。つまり、いつまでも理想の好きな自分になれない、のです。反対に、自分の長所に目を向け、認めてほめて、自分を肯定的、尊重的に思い続けていれば、「尊重できる自分が実現し続ける」のです。そして欠点は、小さくなっていくか、消えていくか、です。
3、自己否定グセを修復しよう
日本では、ムカシから子どもを育てるときに、出来ていない点やダメな点を指摘して、そこを直させようと、くり返しマイナス言葉を掛ける親や先生が多かったと思います。立派な人間になってほしいという愛から出る言葉であっても、マイナス言葉の言霊(エネルギー)は、自分に自信が持てない人間を育てる確率が高いと思います。
私の母親もそうでした。中学高校の時は、母親から指摘される欠点を、なんとかして直さなくてはと、とても苦しかったです。でも、悩んだ後にこう思いました。「この欠点は親譲りなのよね。子どもに譲っておいて、何で指摘して怒るのよ」と。そしてこうも思いました。「親の育て方が悪かったんじゃないの? だったら、しょうがないから自分で自分を育てるしかないわ」と。悩みに悩んだ10代。なかなか賢い子でしたね(笑)。ま、それはさて置いて──
生まれた時から命の中に持っている能力、才能、優れた意識などを伸ばすには、プラス面に目を向けて肯定して、自信や希望を持たせることが、科学的にも法則的にも必要な事なのです。あいにく生育過程で自己否定のクセが付いたとしても、自分自身でしっかりプラス面を探して、認めてほめていれば、修復できるのが命のもつすばらしい力です。
自分はこういう人間になりたい」という願いを実現させるには、「ほめ日記」の最初のページに「なりたい自分像」を書いて、イメージしましょう。
時々そのページを開いて確認し、少しでも──10%でも20%でも近づいてきていると感じたら、見逃さずにほめましょう。「まだまだこんなもんじゃダメだ」などと、否定の言葉は使わないことです。「心に思うこと」は脳の働きや、潜在意識の力によって、実現に近づいていきます。同時に、ほめ言葉のエネルギーや、命への感謝、尊重のエネルギーは、より良いもの、美しいもの、幸せなこと、豊かなもの等を引き寄せます。
C太さんも、希望が実現するように、イイものを引き寄せて、生きている喜びを味わってくださいね。私が説いている「一生幸せマインド」を創造する力は、すべての人に備わっているのですから、自分を信じて前に進みましょう。
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