トランプ大統領に危機。親しい友人が少女らの人身取引容疑で起訴

 

1つ目は、アコスタ問題です。今から12年前の2007年、エプスタイ ンは、やはり未成年者への性的虐待で起訴されそうになったのですが、フロリダの連邦検事と「秘密の司法取引」を行って、罪を免れたのです。その当時の検察官の中には、トランプ政権下で労働長官を務めていたアレキサンダー・アコスタ氏の名前があったのでした。 要するに、本来であれば重罪になるところを、司法取引に応じ、しかも秘密裏に罪を「処理」した検事が、その後トランプ政権の閣僚になったというわけです。この問題、マスコミが勘付いて大騒ぎとなり、結局、アコスタはクビになりました。

2つ目は、エプスタインがトランプの持っている有名な、フロリダのマー・ア・ラゴを性的虐待の舞台にしていたという疑惑です。例えば、虐待の被害女性の一人は、このマー・ア・ラゴのタオル係として働いていた際にエプスタインに声をかけられたと証言しています。 また、トランプ大統領の伝記を書くために、トランプに関する記録を整理している伝記作家のティム・オブライエンという人物が、エプスタインに関する2002年のトランプ氏の発言として次のような内容を暴露しています。「ジェフ(エプスタイン)とは15年来の付き合いだ。すごいヤツだ。一緒にいて面白いヤツだ。私と同様に美女が大好きでね。ヤツの場合は、若いのがとくに好みのようだ」というのが、2002年時点でのトランプとエプスタインの関係を示すもので、その交友の舞台はマー・ア・ラゴだというのです。

3つ目は、さらに怪しい話で、1992年に遡ります。この時、トランプは42歳で、エプスタインは39歳。トランプは、マー・ア・ラゴを買ったばかりでした。この年に、そのマー・ア・ラゴで怪しいパーティーがあり「カレンダー・ガールズ」つまり「ピンナップ・ガールズ」のような若い美女28人を集めたイベントが開催されたのだそうです。 何と、そのゲストはトランプとエプスタインの2人だけで、言ってみれば28人の女性が2人の富豪男性に呼ばれるという怪しさ満点のものでした。92年といえば、トランプは1番目の奥さんと離婚して、2番目の奥さんと結婚したばかりのはずですが、一体どういう頭の構造になっているのか分かりません。

その92年の「28人のカレンダー・ガール」の話も怪しいのですが、別にもう少し後のものと思われる、トランプが現夫人のメラニアと一緒にいて、エプスタインと大人の女性の4人で写っている写真があります。一説によれば2000年ごろと言われています。

Just “Him and Epstein” and “28 Girls”: Florida Man Drops a Dime on Trump | Vanity Fair

トランプも若いですが、メラニア夫人も完全に「イケイケ」状態で、これも怪しさ満点、仮に2000年だとすると、2番目の奥さんとはメラニアとの浮気がバレて離婚した直後、確かにメラニアとしては「イケイケ」な時期というわけです。

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