裏切りの韓国。すり寄る中ロや北にもソデにされる文政権の断末魔

 

トランプ大統領も『文政権と韓国からの裏切り行為(ファーウェイ問題では中国にすり寄り、北朝鮮情勢では、アメリカに相談なく勝手にいろいろと融和のための空約束をする)』を受けて、韓国を【敵よりも恐ろしい“味方”】との認識で、遅くとも今年年末までに米韓同盟を破棄する方法について検討に入ったという情報もあります。

現在は、トランプ大統領は対イラン問題で忙しいので、イラン対策をしている間は対韓国で大きな動きは見せないでしょうが、イラン問題の出口が見えた時点で、一気に韓国にとどめを刺しに来るのかもしれません。もしそのようなことになると、日本の地域安全保障体制にも大きな影響が及ぶことは否定できず、『自衛権の活動範囲および内容をめぐる議論』が一気に活発化するかもしれません。

韓国は、北朝鮮、そしてその背後にいる中国とロシアに近づこうとしているようですが、その想いは決して相手には伝わっておらず、願いは裏切られる模様です。中国とロシアも韓国を見切ったのでしょうか。中国とロシアも韓国に対して大きな揺さぶりをかけてきています。半導体問題およびファーウェイ問題では中国政府から大きな揺さぶりをかけられています。結果、韓国は、ファーウェイ問題では、「同盟国として一切の取引を禁ずる」アメリカからの措置と、「THAAD問題に絡んで、その免罪符代わりにファーウェイとの取引を続けるようプレッシャーをかける」中国からの措置の狭間にはまってしまいました。

そして安全保障面では中ロ両国からの揺さぶりが顕在化してきています。それは7月23日に発生した中国とロシアの爆撃機(それぞれ2機ずつ)による竹島上空の飛行です。日韓の間には領有権問題があるため、これまで日韓の間の2国間での係争事案と捉えられてきましたが、そこに中ロ両国が何らかの政治的な意思表示を行ったと見られています。ちなみに、北東アジア地域においては、ライバル関係にあるはずの中ロが合同でこのような行動に出るというのは、かなりきな臭い感じがします。

ところで、この中ロの爆撃機の飛来に対し、韓国海軍はなんと360発の警告射撃を行ったようですが、通常の警告射撃と比べて異常ともいえる反応です。そして、余談ですが、韓国サイドはこの警告射撃については、行っていない」と完全否定していますが、この主張を信じる国はもうどこにもありません。

ちなみに、今回の竹島上空の中ロの行為に対し、『固有の領土』として領有権を主張する日本サイドは、ロシアと中国に対して、外交ルートを通じ抗議を行いましたが、警告射撃は実施していません。そして、もちろん国際法に反して実効支配を続け、今回も『領空侵犯』という“事実に反する”主張を行っての警告射撃になりますので、日本としては韓国の主張を受け入れることはできません。(ゆえに、外交ルートを通じて厳重な抗議を行っています)また通常竹島周辺の空域における(韓国以外の国による)領空侵犯については、日本政府側は、さほど反応してこなかったのですが、今回は「近海で同様の行動が確認できたので、その一環で中ロに対して抗議を行った」といつもと違う対応に出ています。しかし、これは通常の外交上の抗議というよりは、どうも中ロに対する意図の確認と、行き過ぎ感が強い韓国に対する警告が主目的であったようです。

print
いま読まれてます

  • この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け