香港の「二の舞」だけは避けたい台湾人が慎重に選ぶべき次期総統

 

民進党候補の蔡英文、国民党候補の韓国瑜、無所属の柯文哲、無所属の郭台銘の四人による戦いとなるようです。報道によれば、郭氏は韓氏の支持を表明していません。なぜなら自身が出馬するからでしょう。

台湾総統選、郭氏が出馬を模索か 構図確定に曲折も(共同通信)

四人の中でも評価が分かれているのは柯文哲でしょう。2016年夏に柯文哲が来日した際、東京で講演をしました。それを聞いていたある顔見知りの衆議院議員に「君たちはなぜこのような自己中心的な人物を支援したいのか」と聞かれたことを覚えています。

確かに、そのときの話の内容は自画自賛に終始し、日本について触れることはありませんでした。その後、ワシントンDCの友人から連絡があり、柯文哲には失望したという話を聞きました。やはり、自己中心的で彼には裏切られた気分だというのです。一方で彼は若い世代に人気があり、評価は分かれるところです。

香港の混乱はさらに広がっており、デモ隊の活動により交通機関がマヒしたり、暴力が蔓延したりと、長引く混乱によって多くの市民が困惑しています。香港政府はデモ隊と歩み寄る気がないどころか徹底抗戦の構えで、デモ隊の目的は「香港政府転覆だ」とさえ言っています。

デモ隊の目標は「政府転覆」 香港行政長官、断固取り締まりを明言(AFP)

日韓関係も悪化の一途をたどっています。韓国の様々な言動によって引き起こされた今回の騒動にもかかわらず、韓国は日本を非難するばかりで、双方歩み寄る姿勢がないばかりか、韓国の攻撃はヒートアップするばかりです。

日韓の問題については、韓国が「安倍首相は謝罪せよ」と要求していますが、誰がどう見ても、日本が韓国を特別扱いする必要性がありません。日本の世論を見ても、半数以上の約6割が日本政府の韓国に対する姿勢を支持しています。韓国はもういい加減に日本に「おんぶにだっこ」はやめて、大人になるべきだという意見が多くあります。

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