米中の溝も深まる一方で、本日、トランプ大統領は中国を「為替操作国」に認定したということです。トランプ大統領は、中国に対して感情をむき出しにした発言をツイッターでしています。以下、報道を引用します。
「8月5日の上海外国為替市場で、約11年ぶりに人民元の対ドル相場が1ドル=7元台に下落したことを受けて、トランプ大統領は激怒。
『中国は人民元レートを、ほとんど過去最低水準まで引き下げた。これは『為替操作』だ。連邦準備銀行、聞こえてるいるか? これは、中国をいずれ大きく弱体化させる重大な違反行為だぞ!』
『中国の常套手段である通貨操作により、アメリカ人が関税を受け取っていないことは誰にとっても明らかだ。中国はいつも為替操作をして、アメリカからビジネスや工場を盗み、仕事を傷つけ、労働者の賃金を押し下げ、農産物の価格を傷つけている。もう許さないぞ!』
公式Twitterにメッセージを連投していた」(8月6日配信 ハフポスト日本版)
● 為替操作国ってなに? アメリカが一方的に認定、日本も監視対象に。トランプ大統領は「もう許さない」と激怒
国家の指導者がこれほどまでに稚拙な物言いをするのはどうかと思いますが、こちらも互いに一歩も譲らない状況です。
中東では戦争が繰り返され、アジアでは米中、日韓、香港の混乱が続いています。そして来年早々にはアメリカと台湾で指導者を決める選挙があります。ことの重要性を有権者はしっかりと認識して、今から世界を良い方向に導く指導者は誰なのかを見極めていってほしいと思います。
image by: glen photo / Shutterstock.com