菅氏が仕掛けた進次郎劇場について、マスコミのインタビューで独特な言い回しをしたのが、例によって麻生太郎副総理だ。
「誰と結婚したの?滝川クリステル、どっかで聞いた名前だな。お父さんがフランス人って言ってたな。フランス語がうまいのは知っている。その人と結婚したの、ってことくらいは知ってるよ。昔から3つ違いの姉さん女房というのがあるが、いいんじゃないの幸せな人を見つけて」
麻生節と言ってしまえばそれまでだが、素直な祝福の言葉とも思えない。ここ数年、消費増税の延期や財務省の不祥事などをめぐって対立が目立ち、昨今では「犬猿の仲」とさえ評される菅氏が、今回のような個人的な慶事を国民注視のショーに仕立て上げたことがお気に召さないのでは。
そう感じるのは、もちろん筆者自身の偏見なのだろうが、調子に乗りすぎの官房長官と小泉氏に、イヤミの一言を進呈したいということであれば、麻生氏の奇妙なコメントも、まんざら分からぬことはない。
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