ビールしか無いのにビールも無い。戦慄のラグビーW杯観戦レポート

2019.09.24
by ニシム(MAG2 NEWS編集部)
 

2日目から雰囲気が急変。日本よ、これがW杯だ

翌日9月21日土曜、新横浜国際競技場でニュージーランド対南アフリカという好ゲームが開催されました。通称オールブラックスと呼ばれるニュージーランドは優勝常連国。かたや南アフリカは先日日本に圧勝した強豪国。実力派同士の戦いは「事実上の決勝戦とも称され来場者6万5千人の集客となりました。

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オールブラックスは昔から日本でも人気が高く、会場には黒いユニフォームを着た日本人の姿も多く見られました。しかし、駅からスタジアムへ向かう途中の随所で初日とは違う雰囲気を感じました。

どでかい男たちに埋もれて歩く少数の日本人

日本人を圧倒する数の、オールブラックスの黒を着た外国人と、緑色のユニフォームを着た外国人が大勢いました。緑は、クローバーをエンブレムにしている世界ランク1位のアイルランド代表のユニフォームです。アイルランドは翌日に同じスタジアムで試合予定があったので、そのせいでしょうか。こうした客層の変化によって、日本人の割合は初日よりかなり少なくなっていました。これら外国からの観戦客は身長が大きく圧倒されました。身長は平均でも190センチくらいでしょうか。173センチの筆者はほぼ全員を見上げながら歩きました。かなり横幅もある恰幅の良い人が多く、もしかして代表選手じゃないのかと思えるほどの威圧感。そして、誰もが数人ずつ固まって大声で話しながら歩いていましたから、周囲はネイティブ英語が飛び交い、駅前にいながら留学している気分でした。

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スポーツバー付近は動かない立ち飲み客で超混雑

駅から数百メートル歩くと、あちこちに数十人規模の外国人の人だかりがいくつも形成されていました。コンビニや、スポーツバーの前で、試合開始前にビールを飲みながらスポーツ談義をしている方々のようでした。

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事前の報道では桁違いの消費量が予想されていましたので、実際通常の何倍くらい売れているかをスポーツバーのスタッフに聞いてみたのですが、混乱した様子で「わかりません」「全くわかりません」という回答しか得られませんでした。その間も、オーダーは途切れることなく続いていました。

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