それはゲームだから。精神科医が実践、10秒でやる気になる裏ワザ

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やる気がでないときや気分が落ち込んでいるとき、自分をどう奮い立たせていますか?今回の無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が、ご自身も実践しているという「10秒ゲーム」を紹介しています。

10秒ゲーム

ここでは、僕がもっとも伝えたいことを書きます。

自分自身の人生観、そしてすべての心理学知識を凝縮してお届けします。多少、以前の内容にかぶるモノもあるかと思いますが、それだけ伝えたいこととご理解いただければ幸いです。

あなたは何かをしたいときに、うまく進められないということはありませんでしょうか?またはいつまでたっても、ダラダラと始められない、または何かについて悩みすぎてしまうことはありませんでしょうか?

今夜はそんなあなたに向けて、爆発的なエネルギーを起こさせるテクニックをお教えします。

ゲームはなぜ心をつかむ?

さて以前から何回か話してきましたが、人間の気持ちを大きく変えていくキーワードは「ゲーム」です。

実際に自分自身、今まで「体験型脱出ゲーム」とか「謎解きゲーム」などに100回近く参加してきました。内容は、いわゆる「謎」を何問も解いていって、最終的にその部屋から抜け出していく…というようなゲームになります。

こちらですが、どんなに眠いときでも、またどんなに疲れているときでも、スタートすれば、すごく目がらんらんと輝いて、夢中でプレイできます。また朝から晩までずっと仕事などをしていると、途中で疲れたり、眠くなったりしてしまうこともあります。しかし脱出ゲームに関しては、ずっとやっても、ぜんぜん疲れませんしまた高い集中力をずっと持ち続けられるのです。

これずっと「何でだろう…」と考えていました。

言うまでもありません。その理由こそが「ゲームだから」です。

人間、「遊びとなると気持ちが活性化して、ものすごくやる気が湧きます。さらに大半のゲームは、それこそ「出題者」や「他のプレイヤー」たちとの勝負のようなものです。古来から備わる闘争本能によって、つい夢中になってしまうのかもしれません。

くわえて「この謎の答えは何だろう?」「これらを解くと、どんな状況になるのだろう?」というような「好奇心」もまた、人の本能。これらの理由によって、人間は「ゲーム」に、よりハマりこんでしまうわけです。

どんな人も、ゲームを目の前にすれば、どんな精神状態であったとしても、「まぁ、とりあえずやってみるか…」と、無意識に手を出してしまいます。そして一度でもプレイすれば、あとはどんどん気持ちが惹かれてしまい、なかなか抜け出すことはできません。あなたも思い当たることがあるのではないでしょうか。

そしてこれは、もちろん悪いことではありません。うまく利用すれば、あなたの気持ちを前向きに変化させていく重要な手段になっていくのです…!

とにかく「10秒」のゲーム!

まずあなたが、「何かやる気が湧かないなぁ…!と感じたら、「これはゲームなんだと考えてみるようにしましょう。もちろん、ただのゲームではありません。「10秒ゲーム」です。このゲームは、たった10秒で終わります。

たとえばゲーム内容はとてもシンプルです。「今から10秒のあいだに勉強を始めることができたらこのゲーム勝利!」などのように、とてもシンプルに決めてください。

するとどうでしょうか。それこそ今までは「あぁ、勉強しないといけない…!でも面倒くさいなぁ…!」「やらなきゃいけないと分かっているのに、でもやりたくないなぁ…」なんて感じていたものが、急に「楽しいゲームに変わるのではないでしょうか。

もちろんこのゲーム、勝ったからといって、何かごほうびがあるわけではありません。特にライバルなどが存在するというわけでもないでしょう。しかしそれであっても、不思議にやる気が湧いてくるはず。それはゲームだからです。

くわえて重要なのは「たった10秒」という点。どんな人でも、短く区切られると「それくらいなら、やってみようか…」と思えてくるはずです。これが「今日一日のあいだに、勉強をしよう」では、あまりにタイムリミットが長すぎて、「また後でいいか…」と思えて来てしまうものです。

「たった10秒」

と考えるからこそ、すごいパワーを湧き上がらせることができるのです。

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