「自信を失ってやる気が出ない」…。そんな気分から脱する処方箋はないものでしょうか。今回の無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が、アスリートに対するとあるアンケート結果を紹介しつつ、無くした自信をすぐに取り戻すことができる裏ワザを紹介しています。
自信を一瞬で沸騰させる技術
こんにちは。ゆうきゆうです。
エストニアの心理学者ジョーサーは、若いアスリート659名を対象にして「どんな人間が途中でその競技をドロップアウトしてしまうか?」ということについて調べました。
さてその結果、途中でやめてしまう人には、どんな特徴があったと思いますでしょうか。
実は彼らの大半は、「自分より上の人と比較してしまう」傾向があったのです。
よくネットを見ていると、「俺は絵を描いているが、あんなにうまい人を見てやる気を無くした」とか「私は文を書いているけど、自分よりずっと文がうまい人がいて、落ち込んだ」みたいな書き込みがよくあります。
いえそれだけでなく、実際にメンタルクリニックにいらっしゃる方でも、他人と比較して落ちこみ、うつになってしまうパターンも非常に多いものです。
これこそ、まさに今の実験の典型的なタイプかもしれません。
実際に絵や文、またスポーツや趣味など、あらゆる分野で、自分よりずっと上の人たちは、たくさんいます。しかしだからといって、比較しすぎる必要はないのです。
その結果、エネルギーややる気がなくなってしまって「それに比べたらどう自分なんか…」なんて思ってしまっては本末転倒です。
こんなときに重要なのは、逆に「自分より下の人と比較してみる」こと。
「自分は絵があまりうまくないけど、あの人よりはマシだ…!」とか、「私はプロほどピアノができないけど、あの人よりはいいだろう…!」なんて風に、自分よりも下の人と比較してみてください。それだけでも、自信が大きく回復してくるはずです。
いえ、もちろんですが、その自分より下の人に、直接口で伝える必要はありません。ただ単に、心の中にとどめておけばいいのです。
それだけで、あなたは大きく成長していきます。
あなたも実は、幸せなはず
実際に日本人は、非常に勤勉な民族ですし、また世界的に見ても、優雅な生活をしていると思います。
それこそホームレスの方であっても、レストラン含めてたくさんの食料品に囲まれ、それらを食べつないでいれば、少なくとも餓死してしまうというレベルにはならないのではないでしょうか。
日本はそれだけ恵まれているにもかかわらず、それでも日本人の大半は不幸そうな顔をしています。これはまさに、日本人の中で「自分よりは上かもしれない…」というように思ってしまっているからです。
「世界的に見たら、すごく立場が高いはずだ」なんて言われても誰も無意識に今回の記憶が(いい意味で)伸びたりはしませんでしょうか。
よって重要なのは、どんな会議や仕事中でも、他の人を観察するクセをつけること。それだけで気持ちがずっとラクになるはずです。
決して恥ずかしいことではありません。
どうか覚えておいてくださいね。
というわけで、あなたに何があっても「あぁ、色々とミスして生きているゆうきゆうよりはマシだ」とお考えいただき、毎日をさらに自信満々!過ごしていただければ幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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