企業が知っておいて損なし。『21世紀職業財団』とはどんな団体か

 

深田GL 「ハラスメント防止コンサルタント養成講座から誕生したコンサルタントを会社に派遣したり、オーダーメイドの研修も請け負ったりしているようだよ」

E子 「ダイバーシティ推進向けの研修なら、『ダイバーシティ・女性活躍推進研修』、『女性部下育成のための管理職研修』、『キャリアデザイン研修』、『リーダーシップ研修』、『産休者・育休者、職場復帰者研修』、『メンター研修』、『介護離職防止セミナー』などがあるわ」

大塚 「ハラスメント関係なら、『ハラスメント防止研修』、『ハラスメント相談担当者研修』、『パワハラにならない部下育成研修』、『キャンパスハラスメント防止研修』、『メンタルヘルス研修』といったメニューのようです」

新米 「ハラスメントだと、前に所長が開催してくださったロールプレイなんかも入ってるんでしょうか?」

大塚 「『講義を聴くだけの受け身の研修でなく、事例研究やロールプレイによって、相談員としての難しさを肌で感じました』っていう参加者の声もあるようだから、ワークもあるようですね」

新米 「相談員担当になった人は、不安でしょうから、受け答えの練習ができるのは良いでしょうね」

E子 「ダイバーシティ推進や働き方改革支援のために社内状況調査パーソナルインタビューコンサルティングも依頼すればしてくれるそうよ」

新米 「社内状況調査ってどんな風に進めるんでしょう?」

E子 「打合せ後、会社のダイバーシティ推進や働き方改革の実態を把握するために、一般社員や管理職にヒアリング調査を実施し、定性データの分析をした後に、定性分析の結果をふまえたアンケート調査をするそうね。対象は、経営層、管理職、男女社員にWEBなどを利用して実施するようだわ。その後、結果を集計・分析し、問題点、課題を抽出・整理、報告書に基づいて、取組みの提案。こんな流れのようね」

新米 「パーソナルインタビューも気になりますね」

E子 「そうね。社内状況調査で明らかになった課題のありそうなグループ等に対して、専門家が一人30分程度で個別インタビューするそうよ」

新米 「ふーん、個別に30分ですか。緊張するでしょうね。コンサルティングっていうのも…」

深田GL 「結局全部聞きたいんだな(笑)。具体的には、プロジェクト委員会への同席・助言、事前打合せのアドバイス、役員会への他社事例紹介資料の準備、作成職場単位で実施するグループディスカッションのリードなど。そういうことをしてくれるらしい」

大塚 「『ハラスメントお助け隊』っていうそうですね」

新米 「へー、そう言う名前なんですね」

深田GL 「ハラスメント社外相談窓口サービスっていうのもあるんだよ」

新米 「それは、何をしてくれるんですか?」

深田GL 「企業内の相談窓口を外部で受けるってことね。専門性と経験を持つプロの相談員がフリーダイヤルやWEBで相談を受け付けてくれるらしいよ」

E子 「社内担当者の負担が軽くなる、職場の人間関係を気にせず相談できる、機密やプライバシーが確保できる、等の利点はあるわね。利用状況の報告も毎月来るらしいから、従業員さんの悩み事を把握することができるということね」

新米 「いろんなサービスを展開してるんですね」

大塚 「そうね。社労士の業務範囲としては知っておくべき団体よ。21世紀職業財団覚えておいてね」

image by: Shutterstock.com

イケダ労務管理事務所この著者の記事一覧

この日記をお読みくだされば、社労士及び社労士事務所の固いイメージが一変するかもしれません。 新米社労士が日々の業務・社会のルール等に悩み・悪戦苦闘する様子を中心に、笑いあり、涙あり、なるほどありの社労士事務所の日常を、ノンフィクション、フィクションを交えて綴ります。 水曜日のお昼休み、くすっと笑いながら、皆でお楽しみください。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 新米社労士ドタバタ日記 成長編 』

【著者】 イケダ労務管理事務所 【発行周期】 週刊

print
いま読まれてます

  • 企業が知っておいて損なし。『21世紀職業財団』とはどんな団体か
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け