訪問時の準備
それは、質問事項を考えておくということです。例えば、このような質問はどうでしょう。
- スポーツ庁の方針に対して、どんな関与をしていきますか
- 社会の変化に対して、どのような戦略で対応していきますか
- スポーツ用品の流通構造について、どのように考えていますか
- 今後の日本のスポーツ市場はどのように発展していくでしょうか
- ネット販売により価格が乱れていますが、修正できますか
- 競合メーカー各社との違いをどのように出していく計画ですか
- 今後、小売店に求められることは何ですか
- スポーツテクノロジーをどのように取り入れられていきますか
- 地球の環境問題に対して、どのような政策をとっていきますか
そして、こうした質問をする以上、あなた自身の「答」をもっておくことが大切です。いわゆる、これが「深い話」となるのではないかと思います。
決して業界の「うわさ話」や「世間話」をしないことです。また、自店に都合の良い要求をすることも避けましょう。ましてや、競合店や他社の悪口は言ってはいけません。さらには、自分で作ったプレゼン資料をもって説明が出来れば良いです。そんな心構えで本社を訪れると良いのではないでしょうか。
こうしてみると、やはり社長に会いたいですよね。会社の方針や戦略を経営者の口から直接聞ければ、あなたも確信がもてます。そして、このメーカーさんとはどのような関係を持てばいいかが見えてくるでしょう。また、あなたのお店でやらなければならないことも明確になるはずです。
その一方で、メーカーさんもあなたのお店を今以上に意識するようになります。もしかしたら、特別なサポートや提案をしてくれるかもしれません。社長と「深い話」が出来るお店を、担当幹部がほっておく筈がありません。
そのためにも、ぜひ何度もメーカーさんの本社に足を運びましょう。本社への訪問は、きっとあなたをもっと成長させてくれます。
■今日のツボ■
- メーカーさんの本社で社長と会談をすると良い
- 会談の目的は相手の方針や戦略を聞くことである
- 会談には、それなりの質問と自分なりの答えを用意する
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