あまりに多い嘘。探偵が調査で見抜いた高知小2水難事故の深い闇

2019.10.29
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学校は調査をしたふり、保護者会は100%やらないと豪語

また、校長は、全学年でアンケートを実施したというが、アンケートをしていないという子や保護者は多くいた。家庭訪問もしていて、全ての家を回ったということであったが、来ていないという保護者はかなりの数になった(訪問してきたと答える保護者は確認する限りなかった)。

その上で、いじめはなかったと学校は言うのである。

さらに、多くの保護者も、優空君の家族も保護者会を求めているが、校長は、公表できる事実はないとして、保護者会の開催を拒んでいる

一方で、南国市教育委員会は、これは、事故であり、警察の判断に全てを委ねているので、学校への指導も何もしないと優空君の父に明言している。

私が少し歩いただけで、多くの証言が集まっているのに、一体彼らは何をしているのだろうか。

ある住民から私は、地域の顔役から騒ぎ立てるなという御達しがあったという話を聞いた。

古くからの人は、みんな話さないし、放っておけば、迷宮入りになって、いずれみんな忘れる。遺族は浮いてしまってきっと引っ越すに決まっているから我慢勝負だよということだった。

一部、優空君の家族が他所から移転してきたことから、他所から来て勝手に死んで大騒ぎしやがってという声も上がっていた。ネットやSNSでも、彼らは批判的な意見を寄せており、優空君の父や支援者などに対して、個人情報や誹謗中傷を書き込んで叩いている状況も確認できるのである。

もちろん、近隣の住民や学校関係者の中には、岡林さん一家に協力していたり、事実を事実として話してくれる人物も多くいるが…。

ネット上から多くの再捜査を求める署名があった本件であるが、その実、優空君の家族や支援者らは多くの嫌がらせや脅迫に晒されている状態である。

新事実が発覚、実は脅されていた

私は、優空君父とABC君の父が話している会話のデータを入手した。

およそ2時間ほどの会話だが、ここで、とんでもない告白があったのだ。

ABC君父は、障害児の父で、C君は大人しいのだが、AB君は活発で、あちこちでトラブルを起こし、周囲の住民に迷惑をかけていることに引け目を感じていた。例えば、勝手に他人の家に上がり込み、冷蔵庫の中身を食べてしまったりするのだ。早朝ピンポンダッシュをすることも多く、他人の事情などお構いなしにサイレンの鳴る5時まで、遊び尽くすのである。

だから、「彼はウチの子のせいでいいです」と優空君の父に頭を下げていた。しかし、これでは当日一体何があったのかは全くわからない。ここで、押し問答が続くが、ついに、彼は折れて、こう言ったのだ。

「ウチの下の子が、泣き出すんですわ。D君にこの話をするなもししたらどうなるかわかっているだろうな。と言われたと。脅されていたんですわ。うちの子は」

「(Dの父)から、なんや、お前だったんか、と言われましたわ。吐き捨てるように」

その後、これを優空君父は、警察で証言してくれるように頼んだ。しかし、その道中、彼は「おばあに聞かないとそこまではできない」と言って逃げてしまったのだ。

さらに、彼らが通う小学校の関係者によれば、実は優空君以前にも下田川ではトラブルがあった。学校はこの事実をつかんでいながらなんの注意喚起もしていなかったのだ。

それは、A君が上級生に川に突き落とされたというショッキングな出来事だ。この際、たまたま、A君でも足がつく場所であり、ピョンピョンと跳ねて、岸に戻ってきたとのことで、大事には至らなかった。

しかし、もしもこうした事実を公表し、注意喚起を行って、下田川に近づかないように学校職員や父兄がパトロールしていたら、どうであったろう。泳げない優空君が川に近づくことすらなかったのではないか。

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