在米猫好き医学博士が明かす、仰天アメリカ動物医療費

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ペットを飼うということは、その命を全うするまできちんと責任を持って育てるということ。それ相応の覚悟が必要です。同時に、飼うことで発生する医療費面も考えておかなければなりません。人間違い公的な保険がないので、一回の治療でそれなりのお金がかかってしまいますからね。しかし、メルマガ『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』の著者で米国在住の医学博士・しんコロさんによると、アメリカでの獣医療費は日本とは大きく違うんだとか。愛猫の入院体験とともにアメリカの獣医療の実情を明かしてくれました。

アメリカの動物医療費について教えてください

Q. こんにちは。アメリカの動物医療費について再度教えて頂けないでしょうか?

私がニャンコでお世話になってる日本の動物病院は、補液1,500円、注射1,300円、薬は種類によって変わりますが1週間で約1,500円以下。再診料800円、去勢15,000円、避妊25,000円、入院は1日3~6,000円(症状による)といった金額なので、大変助かっています。行く時間が決まっていれば、予約診療もしてくれます。以前、アメリカはとても医療費が高いとおしゃっていました。どうしてそんなに高いのでしょうか。どれくらい高いのか、追記で教えて頂けませんか。また、日本みたいに殺処分はあるのですか?

しんコロさんの回答

アメリカは動物の医療費は非常に高いですね。しかも、治療をする前に支払うサインをさせられます。まあ当たり前のことですが、払う意思があることを証明しないと治療を開始してくれません。アメリカの獣医の費用は処置の種類にもよりますが、おおよそ日本の7倍程度だと思います。ティッティの入院の時は約70万円でしたが、日本ならおそらく10万円くらいかと思います。

どうしてそこまで高いのかは様々な理由があると思いますが、そこまで高くしても法的に許されるのも問題でしょうね。患者としては病院が請求する額が気になりますが、関連業界全体が高いのが暗黙の了解になっているのも問題ですね。

アメリカは医学は先端なのに医療は遅れています。また、高等教育も先端なのに学費などを含めた環境は最悪です。

image by:Shutterstock

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ねこブロガー/ダンスインストラクター/起業家/医学博士。免疫学の博士号(Ph.D.)をワシントン大学にて取得。言葉をしゃべる超有名ねこ「しおちゃん」の飼い主の『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』ではブログには書かないしおちゃんのエピソードやペットの健康を守るための最新情報を配信。

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