「セルコリア」が止まらない。外国人投資家に売られまくる韓国株

2019.12.16
by tututu
文大統領①
 

韓国株式市場において、外国人投資家による韓国株の売り=セルコリアが止まらない。今年8月から11月まで実に4カ月連続で、株式市場で売りの動きを見せた。韓国三大新聞社の一つ、中央日報によると、「この期間に有価証券市場・KOSDAQ市場で51億6,000万ドル相当の株式を売り越した」という。これはウォンに換算すると実に約6兆ウォンだ。外国人投資家に売られっぱなしの韓国、「セルコリア」の背景には韓国経済の失速があるのは間違いない。

手を引く外国人投資家たち

韓国銀行が今月の10日に発表した「国際金融・外国為替市場動向」。これによると、11月の外国人の韓国株式・債券投資資金は39億6,000万ドルの純流出となった。「昨年10月に42億7,000万ドルが抜け出てからの1年1カ月で最も多い規模だ」と記事では伝えている。売り越したその内訳は、株式市場で24億4,000万ドル、債券市場では15億2,000万ドル。先月は7日から今月5日までほぼ1カ月間、一日も欠かさずに韓国株は売られ続けたのだ。韓国経済の混迷を物語っているといえよう。

外国人投資家が韓国の金融市場で資金を引き上げることで、ウォン安も進んでいる。記事では、「ブルームバーグによると10月末から今月6日まで対ドルでウォンは2.2%下がった。同じ期間に世界の主要13通貨のうちウォンより下落幅が大きかったのはブラジルのレアルの3.0%だけだった」とし、「外国人が韓国株式・債券を売るということは、韓国経済がそれだけ良くないという傍証だ」と伝えている。これを受け、ネット上では様々な声が挙がっている。

Twitterの反応





投資家による「脱韓国」「セルコリア」の動きが高まる韓国。このような現状を招いたのは、もちろん失速する韓国経済の不安にある。輸出がGDPの4割以上を占める輸出主導型の韓国経済だが、その肝心の輸出が12ヵ月連続で前年同期比割れするなど惨憺たる状況だという。

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