同盟国を「サクッ」と裏切る日本政府
安倍総理は4年前、アメリカ議会でいいました。
2011年3月11日、日本に、いちばん暗い夜がきました。日本の東北地方を、地震と津波、原発の事故が襲ったのです。
そして、そのときでした。米軍は、未曾有の規模で救難作戦を展開してくれました。本当にたくさんの米国人の皆さんが、東北の子供たちに、支援の手を差し伸べてくれました。
私たちには、トモダチがいました。被災した人々と、一緒に涙を流してくれた。そしてなにものにもかえられない、大切なものを与えてくれた。
──希望、です。
米国が世界に与える最良の資産、それは、昔も、今も、将来も、希望であった、希望である、希望でなくてはなりません。
米国国民を代表する皆様。
私たちの同盟を、「希望の同盟」と呼びましょう。
アメリカと日本、力を合わせ、世界をもっとはるかに良い場所にしていこうではありませんか。
希望の同盟──。
一緒でなら、きっとできます。
この言葉が「真実」だったのかが試される時がきました。日本の同盟国アメリカが、中国に戦いを挑んだからです。希望の同盟国である日本は、「世界をはるかに良い場所」にするために動かなければなりません(ウイグル人が100万人強制収容されない方が、世界ははるかに良い場所になるでしょう)。
ところが日本は、同盟国の敵である中国に接近しはじめたのです。しかも急速に。なんと愚かなことでしょう。
1939年、第2次世界大戦がはじまりました。日本は、愚かにも「ユダヤ人絶滅」を宣言しているナチスドイツに接近。1940年、日独伊三国同盟が成立しました。それで必然的に敗戦したのです。
日本は今、ウイグル人100万人を強制収容所にぶち込んで洗脳している中国に接近しています。しかも、米中覇権戦争がはじまった直後からこういう動きをしている。嗚呼、日本は、また愚かな指導者のせいで敗戦するのでしょうか?何の責任もない天皇陛下は、独裁者を喜ばせたい日本政府のせいで、「独裁者の友達」と批判されることになるのでしょうか?
日本の習主席の国賓招待は、米国が非難する人権弾圧の最高責任者への最大の厚遇となる。習主席の責任下にある中国当局の行動を是認していると受け取られてもおかしくはないだろう。
(同上)
日本国民は、「また敗戦」するのでしょうか?古森先生は、記事をこう締めくくっておられます。
日本としては、習主席を国賓として歓迎する日本の動きが米国に対する挑発に近いメッセージと受け取られないような考慮が必要だろう。
(同上)
というか、「国賓訪日」やめさせてください。反対している自民党議員の皆さま、どうかがんばってください。心から応援しています。
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