スマホの普及でいつでもどこでも簡単に写真撮影ができる時代にあって、デジカメに押され一線を退いた「フィルムカメラ」へ興味を抱く若い世代も増えてきているようです。今回の無料メルマガ『1日1粒!『幸せのタネ』』では著者の須田将昭さんが、フィルムカメラに実際に触れたい場合、基本的にカメラの「中古市場」で探すことになるとした上で、「失敗しない選び方のコツ」を紹介しています。
フィルムカメラの復権?
最近、フィルムカメラの魅力に目覚めた若者が多い、という記事を時々目にします。
スマホで簡単に写真が撮れる時代ですが、その中で写真を撮る楽しみに目覚め、そこから本格的なデジタルカメラを買う人もいれば、さらに「フィルムも使ってみたい」という人たちが増えてきている、そういうことのようです。
デジタルカメラにはないノスタルジーが写る、というわけではないでしょうが、簡単には写らないところに魅力を感じているようです。
現在、フィルムカメラを新品で買うのはかなり機種が限定されていますので、実際には中古のカメラを買うことが多くなります。
このメルマガをお読みの方でも、中古のフィルムカメラに興味関心がおありの方もいらっしゃるかもしれませんので、「選び方のコツ」をご紹介します。
まず…よほどこれまでにカメラをたくさん触った経験がないという場合は、信頼できるお店で買う、というのが一番です。
なんだそれは?と思われるかもしれませんが、ネットのオークションなどでは、故障や不具合のあるカメラでも平気で売られていることも少なくありません。出品者が知っていて出しているかどうかはわかりません。知識がなく、不具合があっても知らずに出している可能性もあります。そして知らずに買って、知らずに使って、うまく写らないなあぁ、下手だからかなぁ、と悩むことになってしまうかもしれません。
まずはちゃんと相談できるお店で買うのが鉄則です。
それと故障があっても修理を受けてくれる保証があるかどうか。知識のあるお店の人でも、実際に撮ってみないとわからない不具合もありますし、少し使ってみてから出てくる不具合もあります。半年、長ければ1年ぐらいの保証があると安心です。
そういうお店であれば、色々話しているうちに、お店の方が「あなたにとっていいカメラ」を選んでくれるものです。予算との兼ね合い、撮りたいもの、好みなども含めて、愛着のもてるものを出してくれるでしょう。
一昔前の、中古カメラのバブル期のような頃は、たくさんの中古カメラ店もありましたが、今は随分と減ってしまったように思います。
それだけにお店探しは大変ですし、都会に近くないと見つけにくいのも事実ですが…安いと思った中古カメラが結果的に高くつくこともままあるので、1台目は慎重に、と思います。
カメラ選びのコツ!と言いながら、結局「お店かよ!」となってしまいましたが、実際、私もこれまでにネットオークションなどでかなり痛い目にも遭ってますので「自己責任」とはいえ、それを初めての人に背負わせるのはなあと思うのです。
楽しい趣味になるかもしれないのに、いきなりきつい洗礼を受けるのはどうにも申し訳ない。ぜひ楽しくスタートしてもらいたいからこそ、お店を選んで、としか言いようがないところですね。
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