物議を醸している安倍晋三首相主催の「桜を見る会」で、またもや新たな問題が浮上した。今回は「昭恵夫人の公用車使用状況」と「桜を見る会前夜祭で会費未支払いの人がいる件」について。毎日新聞、東京新聞、サンケイスポーツなどが報じており、各紙の取り上げた「問題」について見てみよう。
記者からは政府の答弁書が「国民感覚と離れているのではないか」と批判する質問も出ました。菅長官の会見詳報です。 #桜を見る会 https://t.co/9Y4vFlqQbw
— 毎日新聞 (@mainichi) December 19, 2019
昭恵夫人の使用に疑問も、菅氏「公用車の定義はさまざま」
「公務の遂行の補助において公用車は使われていますか」と、安倍晋三首相の妻・昭恵氏の公用車の使用状況について聞かれ「意味するところが明らかではない」とし、回答を控えた件について、菅義偉官房長官は19日午前の記者会見で再度質問を受けた。
菅氏は、「過去の質問書でも公用車の定義はさまざま」と述べ、答弁しないことに問題はないとした。記者からは、「国民感覚と離れているのでは」と批判する質問も出たという。
会費「無料」で夕食会の疑い
安倍晋三首相の後援会主催の「桜を見る会」前夜祭も問題となっている。山口県下関市の田辺よし子市議は19日、「参加者の中に会費を支払わなかった人がいる」と証言したと毎日新聞、東京新聞、サンケイスポーツなどが報じた。ニューオータニ で破格の「5000円」という参加費や、その領収書にばかり注目が集まっていたが、そもそも無料だった人がいるというのだ。
また、ヒアリングに出席した山口県下関市の田辺よし子市議(無所属)は、今年の「前夜祭」の際、5000円の会費を払わなかった参加者がいた、とも証言しました。 #桜を見る会 https://t.co/J99fOD89D8
— 毎日新聞 (@mainichi) December 19, 2019
田辺氏によると地元市民の複数の関係者からの聞き取りで判明したという。この証言の通り、後援会が主催した前夜祭で飲食を提供し、会費を受け取っていなかったのであれば公職選挙法違反にあたる。