ブラック企業大賞委員会は12月23日、「ブラック企業大賞2019」の受賞企業を発表。大賞は2年連続で「三菱電機」が受賞したと毎日新聞などが報じた。特別賞には、「株式会社電通」「株式会社セブン-イレブン・ジャパン社」が選ばれた。
弁護士や大学教授、ジャーナリストらで作る「ブラック企業大賞実行委員会」は23日、労働環境を巡る今年の #ブラック企業大賞 に、 #三菱電機 を選出。三菱電機は昨年に続き #連覇 です。https://t.co/QG3tJI1uqA
— 毎日新聞 (@mainichi) December 24, 2019
ブラック企業大賞委員会とは?
「働き方改革」などで労働環境が見直されているが、問題はまだまだ根深く残っている。きわだった「ブラック企業」の存在は、取り上げられたとしても一時的。企業全体や働く場全体の質の向上には繋がっていないという。そこで、事例やそれらの企業を生み出してしまった背景、社会構造の問題を広く伝えるためにできたのが、ブラック企業大賞委員会である。
ブラック企業の定義
ブラック企業大賞委員会が定める「ブラック企業」の指標は、長時間労働やセクハラ・パワハラ、いじめ、長時間過密労働、低賃金、労組への敵対度など11項目。これらの項目を総合的に判断し、企業を選出する。2012年には「東京電力」、2013年には「ワタミフードサービス」、2014年には「ヤマダ電機」、2015年には「セブン-イレブン・ジャパン」、2016年には「電通」、2017年には「アリさんマークの引越社」、そして昨年には「三菱電機」が大賞を受賞している。
今年のノミネート企業は?
今年は、8社1自治体がノミネートした。結果は以下の通り。
【大賞】三菱電機株式会社(メルコセミコンダクタエンジニアリング株式会社)
【特別賞】株式会社電通/株式会社セブンーイレブン・ジャパン社
【#MeToo賞】長崎市
【ウェブ投票賞】楽天株式会社
※ウェブ投票の結果
- 1位:楽天株式会社 10303票
- 2位:三菱電機株式会社(メルコセミコンダクタエンジニアリング株式会社)7507票
- 3位:株式会社セブン‐イレブン・ジャパン 919票
- 4位:長崎市 439票
- 5位:吉本興業株式会社 327票
- 6位:株式会社電通 297票
- 7位:KDDI株式会社 274票
- 8位:トヨタ自動車株式会社 101票
- 9位:株式会社ロピア 66票