相次ぐ自死に怒り。三菱電機ブラック企業大賞2年連続受賞の異常

2019.12.24
by MAG2NEWS編集部 NK
 

「三菱電機」の受賞理由

三菱電機は2014年以降、社員が自死したり精神障害を発症したりするケースが多発している。男性社員5人が長時間労働によって精神疾患などを発症し、うち2人は過労自殺していたことがおととし発覚。昨年「ブラック企業大賞」を受賞したにも関わらず、19年8月には再び20代の男性新入社員が自殺した。教育主任から「死ね」といわれたなどのメモも残されており、当時主任だった30代の男性社員が自殺教唆の疑いで書類送検されている。また、三菱電気の子会社「メルコセミコンダクタエンジニアリング(MSEC)」でも、17年末に長時間労働による労災が原因で40代の技術者が自殺していた。

ブラック企業大賞委員会のコメント

三菱電機について、「あまりに異常なことが起きているといわざるを得ない。悲しみと怒りを込め、大賞として表彰する」とコメント。また、今年の傾向について「例年通り」とし、過労やパワハラによる自死や病気が多かったと報告。日本の「真面目に働いたら亡くなってしまう」という傾向が根深く残っていると語った。

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source:ブラック企業大賞委員会毎日新聞

image by:TK Kurikawa / Shutterstock.com

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