新しくなったハローワークは一体どこまでできるようになるのか?

 

ハローワークのどんなところが変わったのか?

A社社長 「今回、ハローワーク求人の更新をしようとして、ハローワークに電話したら、いろいろ変わったと言われました。詳しく教えてくれませんか…」

深田GL 「そうなんですよ。新設される項目としては、受動喫煙対策、必要なPCスキル、固定残業代などです。ハローワーク内に設置されているパソコンは使ってみたことありますか?」

A社社長 「求職者向け検索用のパソコンですよね?ずいぶん昔ですが、使ってみたことはあります」

深田GL 「検索・登録用のあのパソコンでも、インターネット上でも、同じ求人情報が公開されるようになります」

A社社長 「へぇ~、どう変わったのかな。インターネット一度見てみよう」

深田GL 「『求人者マイページ』を開設すると、会社のパソコンからもいろんなことができるようになるんです」

A社社長 「どんなことができるようになるんですか?」

深田GL 「まずは、求人の申し込みができるようになります」

A社社長 「え?そうなんですか。じゃぁ今回からやってみよう。便利になりそうですね」

深田GL 「ただし、『求人者マイページ』を開設するために最初だけ事業者登録の手続きを行う必要があります。また、ログインアカウントとして使用するメールアドレスは用意しておいてください」

A社社長 「アドレスはもうすでにあるし、大丈夫です」

深田GL 「もちろん求人内容の変更募集停止事業所情報の変更もできますよ。紹介状の確認選考結果の登録もできるようです」

A社社長 「そうなんですね」

深田GL 「あとは、事業所の外観や職場風景、取扱商品などの画像公開もできるようになるそうです」

A社社長 「求人雑誌と似てきてますね」

深田GL 「確かに…そういう意味では、ハローワークから紹介した応募者とメッセージ機能を活用してのやりとりもできるようになるみたいです」

A社社長 「メッセージ機能?そんなのができるんですね」

深田GL 「そうみたいです。ただ、今までも事前に携帯電話番号などをお聞きすることもできたので、どっちが良いのかはよくわかりませんけどね…」

A社社長 「うん、実際に使ってみないとまだピンと来ないや」

深田GL 「求職者のうち求職情報を公開することを希望している人の情報検索もできるそうですよ」

A社社長 「ふーん、どこまで公開してくれるんだろうね。そのうちハローワークまで有料になったりして…」

深田GL いやぁ~、それはないと思いますが。それはそうと、こんなセンターもできているようです。『内閣府官民人材交流センター』っていって、国家公務員のOBやOGで民間への再就職を希望する人と事業主間の求人情報を相互提供する取組みのようですね」

A社社長 「へぇ~、どんなセンターなんだろうな。人手不足の折、使えるものは何でも使ってみたいよ。でも、国家公務員には、再就職規制があって採用が面倒なんじゃないの?」

深田GL 「おっしゃるとおり現職の国家公務員は、国家公務員法で利害関係企業への求職活動が禁止されています。利害関係がないかどうかの確認ははいるでしょうね」

A社社長 「無料で利用できるんだったら、そこの問合せ先も教えてよ」

深田GL 「はい、わかりました。他にも『しょくばらぼ』という様々なニーズを有する働き手が、様々な観点から企業の職場情報を横断的に検索・比較できるWebサイトのご案内もしておきますね」

A社社長 「ありがとう」

image by: Shutterstock.com

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【著者】 イケダ労務管理事務所 【発行周期】 週刊

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