今の大企業も昔は中小。なぜ、あなたの店は大企業になれないのか

 

管理の仕方

要するに、今回あげた項目はお客様には見えない部分です。このお客様に見えない部分をしっかりと管理することが、経営力をつけることになるのではないでしょうか。では、この「管理」は誰が行うのでしょう。「管理」を勧めると、こんな言い訳をする経営者がいます。

  • そんなデータを取る時間がない
  • 店に合った管理用ソフトがない

大丈夫です。その気になれば、時間は作れます。データはエクセルを使えば出来ます。「管理」は経営者が行うと良いですが、不得意ならば担当者を決めても良いです。もちろん、今回挙げた項目の多くが出来ていないとしたら、一度に始める必要はありません。まずは、販売管理を徹底することから始めてください。それができたら次に移りましょう

そして、PDCAです。PDCAとはプラン・ドゥ・チェック・アクションでした。つまり、計画を実行し、その結果を検証して計画を修正するという一連の作業を繰り返す必要があります。そのことによって、業績は上がっていきます。

いずれにしても、大企業にとって当たり前のことが中小企業では行われていないことが問題です。大企業の経験がない人が経営者になることが多いわけですから仕方がないことかもしれません。

しかし、考えてみてください。大企業もその昔は中小企業だったのです。その中小企業が「管理という武器を手に入れたからこそ大企業になっていったのだと思います。ですから、今からでも遅くはありません。中小のスポーツショップも、「管理」を実践していきましょう。そして、やるべきことをやって、成長をしていきましょう。

■今日のツボ■

  • 中小店も計画した数字をもとに経営をすることが重要
  • 大企業で当たり前に行われていることを中小企業も行う
  • 「販売管理」「仕入れ管理」「在庫管理」を徹底する

image by: Shutterstock.com

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ワン・トゥー・ワンコンサルティング代表。スポーツ用品業界での経験と知識を生かし、業界に特化したコンサルティング活動を続ける。
スポーツ用品業界在籍33年の経営コンサルタントが、スポーツショップの業績向上法について熱く語ります。スポーツショップのために書かれた、日本初のメルマガです。ここには、あなたのお店がかかえている問題を解決するヒントがいっぱいです。

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【著者】 梅本泰則 【発行周期】 週刊

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