札幌市で開かれることになった東京オリンピックのマラソン競技について、コースに決まった北海道大学構内の道路2キロの補修工事を行なうと明らかにしたと北海道新聞などが報じた。工事費は同大が負担する方向で調整しているという。これについて日本のネット上では「なぜ五輪のために北大がお金を出すのか」「北大が払うのは違う気がする」「東京が払え」などと批判の声があがっている。
北大構内の五輪マラソンコース、補修は札幌市 費用は大学負担https://t.co/IZHeICYiy6
— 北海道新聞 (@doshinweb) January 15, 2020
詳しいマラソンコース
マラソンのコースは、大通公園発着。北海道マラソンのコースをもとに、1周目を約20キロ、2、3周目は約10キロコースを走るものになっている。今回補修工事を行なう北大の敷地内は、北海道マラソンでは1度通過するのみだが、東京オリンピックでは3度も走ることになる。日陰があり、涼しいことから選手が回復できるというメリットがある一方、幅は広くなく、カーブがあるというデメリットも指摘されている。
内定時は歓迎されていた
北大内が東京オリンピックのマラソンコースに内定した当時、学生からは「選手たちが北大を3回も走るなんて」「北大のブランド価値が上がるかもしれない」「仲間と応援したい」「北大の良さを来場者に再発見してもらいたい」など、期待の声があがっていた。マラソンが札幌で行なわれることが決定された際に民法キー局の情報番組で「コースに何もない」と非難されたときには、「#札幌discover」のハッシュタグがネット上で広がっていた。
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