ピーク時に540店舗を超えたいきなりステーキの店舗数も、この度の閉店で500店舗を割り込むことになります。いきなりステーキもこの5年で500店舗に迫るまでになりましたが、昨年末に40数軒の閉店を決めました。こちらは創業者の一瀬邦夫社長が、まだ現役なんですね。もう78歳ですよ。幸楽苑の創業者の新井田傳さんでも、一瀬社長の二つ下ですからね。
いきなりステーキのペッパーフード社は、ご子息の一瀬健作さんが副社長の役職に就いてらっしゃいますが、まだまだ一瀬邦夫社長の影響力は強いもので、一店舗のコックから創業したゴリゴリの職人である一瀬邦夫社長が、いくら採算性が高いとはいえ、他社のブランドに加盟して商売をするという考えには確実に及ばないことと思います。
この度、幸楽苑といきなりステーキという業態や、出店立地が大きく異なる2社ですが、両社とも500店舗超で頭打ちと判断した店舗数のリストラ後を、どういう形で再建するかとても興味深いです。
しかし、評論は楽ですね。責任も無いですし。訳知り顔の外食メディアを名乗っている人と、実際に経営して来た人間の発言という違いを、このメルマガでは変わらず発信し続けて行きたいと思います。(井戸実社長のメルマガより一部抜粋)
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