不買運動の影響か。韓国への日本製ビール輸出額「40億減」の衝撃

2020.01.31
by MAG2NEWS編集部 NK
 

フッ化水素の輸出は838倍に増加

一方、世界への輸出のうち、81%を韓国が占めている「フッ化水素」の輸出量は前の月の838倍に急増。フッ化水素は、日本政府が去年7月以降、韓国への輸出管理を厳格化し、8月にはゼロとなっていた。その後も1トン未満が続いていたが、政府が輸出許可の手続きを進めた12月に急増している。

なぜフッ化水素の輸出規制を行なったか

日本が韓国へのフッ化水素の輸出規制を行なった理由は、イランへの横流しが発覚したからである。2018年12月にイランと韓国の間で物々交換の協定が締結され、韓国はフッ化水素を、イランは原油を交換していた。これを理由に、日本は韓国を「ホワイト国」から外した。

「フッ化水素国産化」はどうなる?

「フッ化水素」については、韓国の化学メーカーが高純度で大量生産が可能な製造技術を確立したと、1月2日に韓国の産業通称資源省が発表したばかり。具体的な生産能力は明らかにされていなかったが、韓国のメディアは国内需要の70〜80%を担う規模になると予測していた。日本からの輸出再開後の「フッ化水素国産化」の発表にはどういった狙いがあるのだろうか。果たして、横流しの再発は防げるか。

Twitterの声

source:NHK日本経済新聞共同通信

image by:Shutterstock

print
いま読まれてます

  • 不買運動の影響か。韓国への日本製ビール輸出額「40億減」の衝撃
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け